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【みどり台】「珈琲とワインのある暮らし 25」で 自家焙煎珈琲と自然派ワインをゆっくり味わって

今まで数多くのお店を紹介してきましたが、「珈琲とワインのある暮らし 25」はひと際オススメ。取材後には、友達と再訪する約束をしたほどです。

「リラックスできる時間を過ごしてほしい」と店主さんが話すこのお店には、美味しい料理とコーヒーやワイン以上のものがありました。

知る人ぞ知る
ワインスタンド&珈琲焙煎所

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京成本線みどり台駅から徒歩4分なので決してへんぴな場所にあるわけではありませんが、ひっそりとした佇まいです。

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「お店が目立つところにあるわけではないので、たまたま前を通りかかって入店するお客さんは少ないですね。どちらかというと、ここを目的地にして来店される方が多いです」と店主さん。

実際に私が取材をしている間にも、他のお客さんが「ここに来るのを楽しみにしてた!」「朝ごはんを抜いてきた!」と会話している声が耳に入りました。

私も心の中で大共感。取材とはいえど、こちらのお店に行けることを数日前から心待ちにしていました。知る人ぞ知る、人気店なのです。

自家焙煎珈琲や自然派ワインを片手に
まったりランチ

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ランチメニューは、メインが選べるお惣菜の盛り合わせプレート。

メインはキッシュ(税込1,100円)、自家製ロースハム(税込1,100円)、希少部位の白レバーを使ったパテ・ド・カンパーニュ(税込1,320円)、塩漬けとスパイス熟成が施された自家製ベーコン(税込1,430円)から選べます。

ロースハム、パテ、ベーコンに使用するお肉は千葉県香取市にある「恋する豚研究所」から仕入れたもの。どれも美味しそうで迷いましたが、「ロースハムは女性から人気が高いですよ」と聞き、今回はロースハムをいただきました。

ロースハム

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こちらのロースハムは、ソミュール液(塩とスパイスが効いた液体)で1週間ゆっくりと味を染み込ませています。塩気がしっかりしているので、他のお惣菜と一緒にいただいてもよし。ワインやコーヒーが進む最高のおつまみです。

単に塩気がしっかりしているわけではないのがこのロースハムのポイント。ほのかな甘みが口に広がり、あと味がすっきりしているのです。トッピングされたピンクペッパーや岩塩と一緒にいただくので、旨味がより引き出されます。

あまりの美味しさに一気に平らげてしまいそうですが、ここは我慢我慢。丁寧にじっくりと、ほかのお惣菜や飲み物とともに味わいたいメインディッシュです。

自家製のフォカッチャ

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タイムが乗ったフォカッチャ。上は塩気がしっかり、中はもっちもちです。

プレートに乗ったお惣菜がワインやコーヒーと合うのはもちろんのこと、こちらのフォカッチャともよく合います。しっかりと塩気がきいたお惣菜たちをフォカッチャが優しく受け止めてくれるのです。

ロースハムも、今回いただけなかったパテもベーコンも、それぞれ660円(税込)でテイクアウトが可能。その日にお店で食べられなかった気になるお惣菜は、ぜひテイクアウトしておうちでも美味しい時間を楽しんでくださいね!

自家焙煎のアイスコーヒー

各メニューにプラス200円で、コーヒーまたは紅茶を付けられます。

コーヒーはアイスとホットから選べます。この日は少し暑かったので、アイスコーヒーをチョイス。今回はドミニカ産の中煎りの豆で淹れてくれました。店主さんが手回しで焙煎したものです。

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コーヒーはすべてネルドリップ! コーヒーが好きな人たちから根強い人気を誇る抽出方法の一つです。リネンを通しているので、コーヒーの油分や甘味もしっかり抽出。手間ひまかかっているからこそ、生み出される美味しさは一段と違います。

丁寧にドリップされたコーヒーは、ワイングラスにて提供。まるでワインのよう。

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「ワインが飲めない方にも、コーヒーからワインのような果実感と深みを味わっていただきたいと思っています」と店主さんは話します。

見た目だけでなく、味わいにもワインらしさを追い求めていました。

その追求は徹底的。「ナチュラル製法」という伝統的な方法でコーヒー豆を精製しており、コーヒーの実に果肉が付いた状態で乾燥させています。よって出来上がったコーヒー豆にも果実感が残るのです。

いただく前に、ぜひ香りを楽しんでみてください。果実のような爽やかな香りに癒やされます。

香りに癒やされながらアイスコーヒーを口にすると、すっきりとした酸味が! 苦味が少ないので、コーヒーが苦手な方も飲みやすいと思います。

夏になると、水出しコーヒーもあります。絶対美味しいはず!!待ち遠しいですね。

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▲こちらを使用して水出しコーヒーを作ります。

自然派ワイン

各メニューにプラス500円で、自然派ワインまたはリモーネが付けられます。

 

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今回はコーヒーを注文しましたが、店名に「ワイン」とあるのでワインも気になりますよね。お昼からまったりワインを飲むのも、とっても楽しそうで憧れます!

「自然派ワインはフランスとイタリアのものです。ディナータイムは赤白3種ほどから選んでいただけます(ランチタイムは1種類となります)」

自然派ワインとは、化学肥料や農薬をできるだけ使わずに育てたぶどうで作られたワインのこと。ワインを瓶詰めする際には、一般的に添加される酸化防止剤も含まれていません。最近じわじわと有名になりつつあります。

自家焙煎やナチュラル製法といったように、コーヒーと丁寧に向き合っているこちらのお店ならではのワインのチョイスです。

どのようなワインか気になる方は、ぜひワインも頼んでみてください!

素材の美味しさが味わえるお惣菜プレート

それでは、気になるお惣菜の盛り合わせをひとつずつご紹介します!

キャロットラペ

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くるみ入りのキャロットラペ。鮮やかなオレンジがプレートを彩ります。

酸味が効いており、にんじんのシャキッとした歯応えがあります。シンプルでクセがないので、どのようなワインやコーヒーとも合いそう。

220円(税込)でテイクアウトもできます。

クミンキャベツ

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キャベツを使ったお惣菜を何個か知っていますが、クミンを合わせたものは初めて口にしました。

写真を見ての通り、クミンシードがたっぷり! スパイシーでクセになるクミンを、比較的クセのないキャベツがしっかりと受け止めています。

キャベツのサラダと言えばコールスローが有名ですが、個人的にはクミンキャベツもそれくらいの知名度になってもいいくらい。こちらのお店のオリジナルメニューなので、ぜひ足を運んで食べてみてください!

キャロットラペ同様、220円(税込)でテイクアウトもできます。

シルクスウィートのスープ

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さつまいもの温かいスープです。「シルクスウィート」とは、糖度の高いさつまいもの品種の一つ。繊維が細かく、スイートポテトやタルトなど、お菓子作りに使われるほど自然本来の甘みを含みます。滑らかな仕上がりが特徴です。

こちらのスープも、まさに甘くて滑らか。まるでデザートのようなスープだったので最後にいただこうと思いましたが、カップに触れると温かいことに気づきます。冷める前に早々と飲みきりました。スープが温かいことで、シルクスウィートの持つ自然本来の甘みが際立っていました。

器はエスプレッソのもの。珈琲に力を注いでいるお店ならではのアイデアですね。

カリフラワーのムース

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「甘い!!」

これが第一の感想。酸味を取り除いたクリームチーズのような味わいです。

バター感があり、まろやかで濃厚。口の中に広がるバター感を、さっぱりとしたフルーティーなコーヒーとワインが流してくれます。

こちらのムースのすごいところは、単に濃厚なだけではないこと。ふわっふわのムース状なので口あたりは軽いです! 味わいは濃厚で、食感がふわふわの軽め。何とも絶妙なバランスが取れた一品でしょう。

ごぼうのサラダ

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ごぼうと言えば、煮物やきんぴらごぼうなどの和食が思い浮かぶ私。洋風なおつまみにもできることに驚きました! サラダになったごぼうは瑞々しく、シャキシャキっとした食感が口の中で響き渡ります。

スパイスと和えたごぼうは、ちょっぴりカレー風味。私が知らなかったごぼうの顔を見せてくれました。

ちょっぴり大人なデザートの盛り合わせ

各メニューにプラス500円で、コーヒーもしくは紅茶とデザートが付けられます。※デザート内容は随時変更します。

 

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生姜のパウンドケーキ

「こちらは生姜のパウンドケーキです」

「......すみません、何のパウンドケーキですか?」

聞き間違えたのだと思い、聞き返してしまうくらい生姜のパウンドケーキは私にとって馴染みのないものでした。

ひと口いただくと、なんだか懐かしい味が。生姜の味わいが鮮明で、口の中がポカポカしてきます。シナモンも入っているので、よりスパイスが効いた味わいに。この味、ジンジャーブレッドに似ています。懐かしい味がしたのは、幼い頃に食べたジンジャーブレッドの味だったのです。

意外にも懐かしさすら覚えるパウンドケーキでした。

チョコレートのテリーヌ

ぎっしりみっちり詰まった濃密なテリーヌは、ビターで甘さは控えめ。でも、トッピングされた塩と味わうと、じんわりと甘みを感じます。

まさに大人のためのデザート。ワインや珈琲と合わせて贅沢な時間を楽しんでくださいね。440円(税込)でテイクアウトも可能です。

エスプレッソのクラッカー

店主が淹れたエスプレッソを使用したクラッカー。エスプレッソの苦味とクラッカーの焼き目が合わさり、噛めば噛むほど芳ばしいです。

薄焼きなのでパリパリとした食感も、また良き。何枚も延々と食べたくなる中毒性があります。そんな方にはテイクアウトがおすすめ。5枚330円(税込)で販売しています。

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「これからはもっとエスプレッソのお菓子を増やしていこうと思っています」と店主さん。

エスプレッソのクラッカー以外にも、「エスプレッソサブレ」(3枚/税込440円)や「エスプレッソとくるみのビスコッティ」(5本/税込440円)を販売しており、今でもエスプレッソのお菓子は充実しています。

今後さらに増えていくエスプレッソの焼き菓子が楽しみですね!

どれも美味しくて、大事に大事に食べていたらあっという間に時間が過ぎていました。取材だというのに、1時間半もお店に滞在してしまった......!!

久しぶりにこんなにゆっくり味わいながら外食をしました。美味しい料理とコーヒーと、ゆったりとしたら空間が私をそうさせたのかもしれません。

「つながりを大切にしています」

「お店を始めてから、いろんな人と繋がりができました」

そう話す店主さんは、その繋がりをお客さんにも広げています。

ワインクーラーの中に広がる新たな出会い

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写真をご覧ください。一見ワインクーラーですが、中にはワインではなく紙がたくさん入っています。実はこちら、店主さんが実際に関わりを持つお店や作家さん、近隣のお店などのパンフレットやショップカードなのです。

「いい情報を持って帰ってほしい」と話す店主さんの温かい想いが伝わってきます。

料理の待ち時間や、帰り際に、ぜひワインクーラーの扉を開けてみてくださいね。きっと、新たな出会いがあるはずです。

コーヒーレタープロジェクト

もうひとつ特筆したいことが。

皆さん、「ペイフォワード(Pay forward)」はご存知でしょうか? ペイフォワードとは、誰かのためにお金を先に払うボランディアシステムのこと。お金を自分のために使うのではなく、見知らぬ誰かのために使うのです。親切のバトンを受け渡すような温かい循環が広がります。海外では珍しくないシステムだと店主さんは言います。

このシステムをコーヒー代金にも当てはめたのが、このお店が主催している「コーヒーレタープロジェクト」

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参加方法はとっても簡単。こちらの可愛らしいハガキに、見知らぬ次のお客さんへメッセージを書きます。

「ぜひ美味しいコーヒーを楽しんでくださいね!」といった具合に。

そして、見知らぬ次のお客さんのために、コーヒー代金をレジ横のボックスに入れます。あくまでも親切のバトンなので金額は自由。私は400円を入れました。

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代わりに私が受け取ったのは、見知らぬお客さんが書いてくれたメッセージカード。私はこの方のおかげで、今回のコーヒー代はタダになりました。

自分だけのためにお金を使うのもいいですが、時にはこうして誰かの親切を受け取って、その親切をまた他の誰かに返すのもいいですよね。誰かの親切心でいただくコーヒー1杯には、小さな幸せが宿っている気がするのです。

珈琲とワインのある暮らし25

営業時間/11:00~15:00(現在はディナーの営業を臨時でお休みしています。詳細はお店へご確認をお願いいたします。)

定休日/日曜、月曜

電話番号/ 090-9812-9645(お席のご予約はこちらへお願いします)

住所/千葉県千葉市稲毛区黒砂1-14-6山政ビル

アクセス/京成本線「みどり台駅」から徒歩4分、JR総武線「西千葉駅」南口から徒歩15分

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この記事を書いた人

梶原 よんり

大学卒業後、旅行会社の広報部に就職するもライターの夢を追いかけるために退職。現在は雑誌や新聞など各種媒体で執筆中。2019ポートクイーン千葉としても活動している。 ★instagram★ https://21/www.instagram.com/yonri.kajiwara/

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