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市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

「マルシェ」という言葉を耳にしたことはありませんか?

マルシェとは、フランス語で「市場」の意味です。なじみのある朝市もその一つ。朝市では地元の野菜や魚を路上で販売するイメージですが、マルシェで扱うのは生鮮食品だけではありません。手作りの加工食品や菓子、ハンドメイド雑貨など出店者こだわりの商品が並び、一般的なお店や商業施設には売っていない商品と出会えるイベント。それがマルシェなのです。

毎月第1土曜日に開催されている「里山市」は、2020年9月の開始以来、好評を博しているマルシェです。
今回2021年5月1日に開催された里山市を訪ねました。そこは地域外からの出店者と、イベントを支える地域のパワーが一つになった、笑顔あふれる癒やしのマルシェでした。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

コロナ禍で相次いだイベント中止。出店仲間を救うため、かっつあんは立ち上がった

140年以上の歴史を持ちながら、生徒数の減少により2016年3月末に閉校した市原市立平三小学校。
旧平三小学校は、閉校後の2016年4月に「集い広場へいさん」として生まれ変わり、スポーツ大会や農業体験など、様々なイベントに活用されています。
この自然豊かな集い広場へいさんが、里山市の会場なのです。

里山市の主催は、いすみ市「おにぎり工房 かっつぁん」店主の坂本勝彦さん。坂本さんは、大多喜町「さすらいカフェ」が開催するマルシェの参加者でした。しかし新型コロナの影響によりマルシェは終了。地元の他イベントもコロナ禍で激減し開催の状況は壊滅状態に。

マルシェには、店舗を持たずにイベントのみ営業している出店者も多く、彼らにとってイベント中止は大きな打撃なのです。

そんな出店仲間を救おうと、坂本さんは自らマルシェの開催を企画します。

さすらいカフェのお客さんから集い広場へいさんの情報を聞くと、維持管理をしている「集い広場へいさん実行委員会」に開催を申し入れます。

坂本さんの申し出を、実行委員会は快く了承。それだけではなく開催を全面的に協力してくれることに!

こうして2020年8月にプレイベントを開催、9月に第1回の里山市がスタートします。

坂本さんは「集い広場へいさん実行委員会の皆さんは、会場の設営から駐車場誘導まで引き受けてくれてるんだよ。皆さんの力なくして里山市は開催できないよ」と感謝の言葉を口にします。

「コロナ禍がなかったら里山市はなかったかも」と言う坂本さん。窮地の中にあって新しい絆を結べたのは、坂本さんを始めとする皆さんの、諦めない思いと努力あってのことだったのですね。

いすみ市「おにぎり工房 かっつぁん」店主の坂本勝彦さん

お客さんも驚いた!にぎやかな里山のマルシェ

2021年5月1日土曜日、第8回里山市は青空のもと開催されました。出来る限り密を避けるため、集い広場へいさん実行委員会のスタッフは最小限の人数でサポート。店舗と店舗の間は2メートル以上の間隔を空ける、マスク未着用の人は入場不可、消毒スプレーを設置する、など開催には細心の注意を払いました。

2021年5月1日土曜日第8回里山市

開始時間の10時に会場に到着すると、すでに多くの車が駐車場に停まり、会場は活気に包まれていました。5月の開催とあって鯉のぼりがはためき、お祭りの雰囲気を盛り上げています。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

緑あふれる場所に建つ旧平三小学校の、静かなロケーションにも癒やされます。ところどころに残る学校の名残が懐かしい~。

小学校の校庭に食品から日用雑貨、アクセサリーまでバラエティー豊かな出店がずらり。眺めているだけでワクワクしてきました。

まずは早速、坂本さんの「おにぎり工房 かっつぁん」にお邪魔しましょう。

「おにぎり工房 かっつぁん」

「子どもの運動会で食べたおにぎりのおいしさが原点」というかっつぁんのおにぎり。美味しいいすみ産コシヒカリにこだわり、具にも地元食材を中心とした、添加物不使用の安全な食材を使っているそうです。
手むすびのおにぎりは、ふんわりまあるい優しいフォルム。

「おにぎり工房 かっつぁん」

あ~これはお母さんのおむすびだ!(いや、握っているのは坂本さん)

坂本さんのお店の隣に「ホワイトガウラーメン」の看板を見つけました。

「ホワイトガウラーメン」

ホワイトガウラーメンと言えば、袖ケ浦の特産品、牛乳を使ったスープが特徴のご当地ラーメン!まさか里山市で出会えるとは。

こちらは袖ケ浦にある「麺処 霧笛」の出店です。

集い広場へいさん実行委員会の鳥海会長がお店のお客さんだった縁で出店。今回5回目の参加です。

「麺処 霧笛」

炙りチャーシューがトッピングされていておいしそう!

次に気になったのが、台湾屋台ごはんを販売する「MOMOSUKE」。

「MOMOSUKE」

東京の台湾ごはんカフェに9年勤めていた矢島さん。いすみ市に移転しご結婚され、現在は子育てをしながらイベント出店のみ営業しています。

ブームになっている台湾カステラをいただきました。

「MOMOSUKE」の台湾カステラ

ふわっ、しゅわっとスフレのような口当たり。話題の新スイーツ初体験です。

他にもステンドグラス作家 石橋さんのお店「Windmill」や

「Windmill」

クラフト作家 荒井さんのお店「moonchild」

「moonchild」

卵、バター、乳製品フリーでクッキー&グラノーラを販売する「いまここ園」

「いまここ園」

出店者の山野邉さんは、はだしで立つ「アーシング」をしながらの出店です。

養老川漁業協同組合さんは老川の鮎の塩焼きを出張販売

養老川漁業協同組合さんは老川の鮎の塩焼きを出張販売!

普段は養老渓谷駅と「山の駅 養老渓谷 喜楽里(きらり)」で出店しています。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

他にもヘッドマッサージ、陶器、アクセサリー、スープ、コーヒー、ジェラート、焼きそば、たこ焼き、雑貨など、バラエティー豊かな出店が並びます。全部体験したら一日いても飽きない位!

集い広場へいさんから、車で10分位の自宅から初めて訪れたという積田さん。お母様に誘われて、小学5年生と、3歳のお子さんを連れての参加です。

「通り沿いにのぼりが立っているので、イベントのことは前から知っていました。でも里山市という名前なので、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんが野菜を売っている、のんびりしたイベントだと思っていたんですよ。こんなににぎやかなマルシェだったなんてビックリです」と目を丸くされていました。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

お兄ちゃんは焼きそば、お嬢ちゃんはわたあめを買ってもらい嬉しそう!

この日は里山市初の野外ライブが開催されました。

里山市初の野外ライブ

アコースティックユニット「soboku」の優しいハーモニーに、会場はほっこりとした空気に包まれます。

sobokuのお二人は、いすみ市在住のご夫婦。いすみ市の自然に惹かれ、東京から移住してきました。東京にあるIT系の会社にお勤めのご主人は、リモートワークで現在もお仕事を続けています。奥様は養蜂をしたり、草木染め絞り作家のSolunaさんとコラボしてecoラップを制作したりするなど、地域に根付いたさまざまな活動を精力的に行っています。

soboku

sobokuのお二人は「ライブ活動などを発信できる立場にあるので、音楽や環境保全活動などを通し、皆が楽しく暮らせるようなメッセージを送っていきたいです」と今後を語ってくれました。

里山市を見守る地域の目

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

里山市には、農作業の合間を縫って地域生産者さんも出店し、自慢の野菜や旬の食材を販売しています。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

産直野菜や、自家製の漬物などは特に人気で、開店直後からすぐに売り切れてしまうことも。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

地元農家の出店者、小出さんご夫婦。ご主人とお子さんは平三小学校の卒業生です。

「閉校になってしまったのは寂しいけど、閉校が決まった頃は全校生徒が4~5人くらいしかいなかったから仕方ないよね。生徒の数より大人の方が多かったもの。だから、運動会なんかは地区の大人も一緒に参加して、地域全体で盛り上げていたよ」ご主人はそう当時を振り返ります。

里山市の第1回から参加している小出さんは「儲けは度外視。地元を盛り上げたい気持ちで参加しているんだよ。地区外の出店者の方とも交流できて楽しいよ。普段は飲めないような美味しいコーヒーなんかも飲めるしね」と出店の理由を話してくれました。

平蔵川

学校のすぐ裏を流れる平蔵川。夏には生徒たちが水遊びを楽しんだのでしょう。夏には釣り体験もできるそうです。

里山市を支える、集い広場へいさん実行委員会会長、鳥海哲夫さんにお話を伺いました。

里山市を支える、集い広場へいさん実行委員会会長、鳥海哲夫さん

「この地区には、300世帯880人が住んでいるけど、8割が65歳以上。お年寄りは足もないし、出かける場所がないんだよね。だったら、皆が出かけられる場所を作って、そこで楽しめるイベントをやろうって、集い広場へいさんを立ち上げたんだよ。今までもこの場所で盆踊りをやったり、ボッチャとかのスポーツ大会を企画したりしてきたよ。

だから里山市の開催も大歓迎。地区外の人とも知り合いになれたしね。今後は地元の出店をもっと増やしたいね。地元のおばあちゃんで上手にわらじを編める人や、料理名人がいるんだよ。そういう人をイベントに引き込んでいきたいね」

第1回の里山市では100人もいなかったお客さんは、この日は車で150台、300人以上と数を増やしました。その7~8割は周辺の市からのお客さんだそうです。

坂本さんは「今ぐらいの規模がちょうどいいね。あんまり大規模すぎると、出店者と参加者の顔が分からなくなっちゃうから。自分が信用できる出店仲間と、地域の皆さんで楽しく長く続けていくつもりだよ」と今後の里山市を語ってくれました。

市原市「集い広場へいさん」で開催の、笑顔あふれるマルシェ「里山市」。自然一杯の会場で癒やしの体験!

子どもたちを見守ってきた平三小学校の校庭に、再び多くの笑い声が響いています。

集い広場へいさんを活用し、地域活性化を働きかける集い広場へいさん実行委員会の皆さん。外部からの風を呼び込み、その想いに応えたいという坂本さんを始めとする出店者の皆さん。里山市は二つの思いが一つとなった素敵なマルシェでした。

来場者はもちろん、出店者、スタッフの皆さんが全員笑顔だったのが印象的な里山市。これからも毎月第1土曜日に開催予定です。

里山市のポスター

里山市 
HP/https://www.facebook.com/satoyamaichi/
開催日や告知などは、公式フェイスブックをご覧ください

おにぎり工房 かっつぁん
HP/https://katsu3.jimdofree.com/
住所 いすみ市増田587-2
問い合わせ 090-8859-8769
※里山市の問い合わせは「おにぎり工房 かっつぁん」へ

集い広場へいさん(旧市原市立平三小学校)
HP/https://tudoi-heisan.com/
集い広場へいさん実行委員会(非常勤なので返信の遅れる時があります)
住所千葉県市原市平蔵808
TEL・FAX/ 0436-26-7822
メール/t.heisan@arrow.ocn.ne.jp

■毎月第1土曜日

■10時~15時開催

※雨天中止・小雨決行。駐車場あり

この記事を書いた人

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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