草加市にキャンパスを構える獨協大学の学生と、草加せんべいの老舗店のコラボ第2弾。
今年は、せんべい製造中に出る廃油と米ぬかを使った石けん作りに挑戦!
完成した石けんは、草加市内の数カ所で一般販売が予定されています。

公開 2021/09/28(最終更新 2021/10/15)

SDGs「つくる責任つかう責任」
獨協大学経済学部の高安ゼミ(高安健一教授)の3年生は、SDGsをテーマに社会的課題を解決するプロジェクトに取り組んでいます。
2020年は、草加せんべいの老舗「草加煎餅まるそう一福」の割れせんべいを有効活用したユニークな商品を作って販売しました。
今年も同社と組んで、せんべいの製造途中で出る廃油と米ぬかを使った石けん作りに挑戦。
SDGsの目標の一つ「つくる責任つかう責任」の達成を目指したプロジェクトを進行中です。
廃油と米ぬかを有効活用して石けん作り
8月初め、まるそう一福本店(草加市青柳)での高安ゼミ「草加せんべいチーム」5人の石けん作りを取材しました。
まるそう一福の高橋克嘉マネジャーによると、同社では廃油は月に約20L、米ぬかは週に100㎏ ほど出るといいます。
今回は廃油6Lと米ぬか500g を使い、石けんを200個作ります。

廃油にココナツオイルなどをブレンド、水を加えたカセイソーダを適正な温度に調節し、米ぬかも含めて混ぜ合わせます。
マヨネーズ程度にもったりしたら、あらかじめ牛乳パックで作っておいた型に流し込みます。
作業は午前10時から午後3時ごろまで続きました。
10月・11月の市内のイベントで販売模索
学生5人に話を聞きました。
「大学のある草加市と地場産業を結び付けた活動に興味がありました」(水野郁吹さん)
「材料の計量と温度管理が大変でした」(飯塚大晟さん)
「商品として販売できる質を考えて作るのが難しかったです」(櫻田真吾さん)
「この石けんを使うことで、生活の中に問題意識を持つきっかけにしてもらえたら」(酒井真里音さん)
「ものづくりの大変さを実感。SDGsは身近で、一人一人できることがあると伝えたいです」(岡島直樹さん)
石けんは、割れせんを有効活用した商品とともに、以下の日程と場所で販売を予定しています。
・10/9 (土)=シェアアトリエつなぐば(草加市八幡町935-4)マルシェ「つなぐ八市」で販売予定
・10/15(金)、29(金)= まるそう一福 松原店(東武スカイツリーライン「獨協大学前駅」東口)の店頭で販売
・10/22(金)、30(土)=sosopark(東武スカイツリーライン「草加駅」東口)に出店予定
※10月~11月は、まるそう一福の4店舗で常時販売(※ただし無くなり次第終了)
詳細は高安ゼミのインスタグラムで確認を。
メール/soukasenbei.dokkyo@gmail.com