「いちごに次ぐ越谷名物を」と、現在、越谷市農業技術センターで試験栽培中の「越谷スカイメロン」が夏の収穫シーズンを迎えています。

厳しい残暑に、爽やかジューシーなメロンはいかが。

ハウス内のメロンの水耕栽培
メロンが「すずなり」に!

公開 2022/08/23(最終更新 2022/08/22)

編集部 信太

編集部 信太

千葉県初心者、編集部所属の取材記者です。おいしい珈琲を飲ませないとポンコツです。読み方はシンタでもノブタでもご自由に♪

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ハウス内で水耕栽培 画期的な「町田式新農法」を導入

越谷市農業技術センター(増森1の69)は、市内農業の若き担い手の育成を目指して高収益農業に着目。

農地が限られる都市型農業では、安定して効率的に収穫でき、長く続けられる収益が望める作物が理想的で、第1弾のいちごは、今や「いちご狩りと言えば越谷」と、すっかり定着しました。

第2弾として、2018年から試験栽培を始めたのがメロンです。

採用したのは、東京・町田市の「まちだシルクメロン」を生んだ、町田式と呼ばれる画期的な新農法。

ハウス内の水耕栽培でメロンを育てるというもので、メロンが宙に浮いている光景は、なんとも不思議です。

ハウス内のメロンの水耕栽培
高設水耕栽培なのでハウス内はクリーン。メロンが上から垂れている光景はなんとも不思議

従来の農法と比べて省スペースで数多く収穫でき、ハウスなので周年栽培が可能。

栽培は4カ月サイクルで年3回収穫できることなどがメリットです。

「昨年あたりから収穫数が安定してきたので、今年はより糖度を高める試験と、これまでは青肉の品種のみでしたが赤肉の栽培に挑戦しています」と、同センター技師の竹内風瑛さん。

また主幹の齊藤格さんは「メロン特有のえぐみがなく、すっきりとした甘さと瑞々しさが特徴。大きさも十分。将来はお中元や帰省土産、贈答品に選ばれる名産に」と期待を寄せています。

越谷スカイメロン
2022年春に玉の試験販売を実施。連日即完売の人気ぶりでした(※夏の玉販売はありません)

市内11店が参加して、パフェやケーキやフルーツサンドに!

8月27日(土)~9月11日(日)に「越谷夏のメロンフェア」の開催が決定しました。

洋菓子店やフルーツサンドの店など市内11店で、「越谷スカイメロン」を使った限定スイーツが味わえます(各店で個数限定販売、売り切れ次第終了)。

メロンのスイーツ
メロンフェアでは市内各洋菓子店がさまざまな限定スイーツを用意(写真は前回の一例。今回のスイーツとは異なります)

過去に参加したシェフやパティシエから「味がいい」「越谷産はお客さまに好評」「次も参加したい」などの声を受け、今回で4回目の開催です。

参加店の詳細は越谷市のホームページで確認を!

※問い合わせ
TEL/048-969-0120
越谷市農業技術センター

\メロンフェア参加店はコチラ/
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/jigyosha/nogyotochi/nogyo/
koshigayamelonfairR4.html