惜しまれつつも閉店した市川を代表するジャズライブバー「h.s.trash(エイチ・エス・トラッシュ)」。店内で聴かれてきたレコードを携え、あなたの町にジャズの音色を届けます。
公開 2026/04/28(最終更新 2026/04/22)
針を落として音の記憶を呼び覚ます
50年続いたh.s.trashでピアニストとして出演していた唐沢寧(やすし)さんは閉店時に後継を名乗り出ますが、物件条件が合わずに断念。
店は解体されますが、使われてきた1000枚ほどのレコードを譲り受け、「歴史あるレコードをどう生かすか」と考えるように。
店舗開業のハードルの高さから、屋台をメインに営業しているコーヒー店などと組み、間借りによる「出張ジャズ喫茶」を2025年5月から開始。



市川・大門通り周辺でこれまで10回開催してきました。当時のジャズ喫茶の常連客同士が待ち合わせ場所として使い、30年ぶりの再会を抱き合って喜ぶ感動的なシーンに立ち会ったことも。

ジャズ喫茶に新しさをプラスして

「レコード特有の温かい音や大きなジャケットの魅力が若い世代にも新鮮に受け入れられています」と話す唐沢さん。

昔を懐かしむだけでなく、現代の価値観と融合できるようにゲストDJを招くなど新たな試みも。
毎回、来場者からの投げ銭を運営費に充てており「まとまった金額になってきたので昔懐かしいマッチを作ったり、大きい音が鳴るスピーカーを買ったりなど検討中」だとか。

「今後はジャズだけでなく、アートや他の表現活動とコラボできるような空間にしていければ。『ここでやってみませんか』というようなオファーがあればチャレンジしてみたいですね」
令和版ジャズ喫茶として進化し続けます。
出張ジャズ喫茶
日時/6月13日(土)・14日(日)午前11時~午後4時30分
場所/ギャラリーf
住所/千葉県市川市市川1-17-13
費用/投げ銭制
詳細はこちら/@delivery_jazzkissa