いちごにブロッコリー、アスパラガス。毎日、私たちの食卓に上る西洋野菜を明治の日本に広めたのは、佐倉出身の津田仙(つだせん)でした。

公開 2026/06/12(最終更新 2026/06/08)

まりか

まりか

ネコと旅、お酒を愛する50代。特技は迷子になることなのに、よく道を聞かれます。両親、伯父夫婦の介護に翻弄されつつ、かわいい、おいしい、のんびりを求めてさまよう日々をinstagramに綴っています。本業は社会福祉士。★Instagram★@neko_marika

記事一覧へ

佐倉から渡米、西洋野菜の先駆者に

「シチュー大好き!」「津田仙サラダ、おいしいね」1837(天保8)年、佐倉藩家臣の家に生まれた津田仙は、藩主堀田正睦(ほった まさよし)の藩命で15歳からオランダ語や英語を学んだといいます。

江戸末期、小野使節団に福沢諭吉らと共に通訳として随行。

帰国後、外国人専用ホテルに通訳として勤務、ゲストに提供する西洋野菜の栽培に自ら取り組んだ後、日本農業の近代化と西洋野菜の普及に尽力しました。

佐倉市内の小中学校では佐倉学の一環として、命日である4月24日前後に西洋野菜をふんだんに使った「津田仙給食」が登場します。

佐倉市では、各校に配置された栄養士が立てた献立を、校内の調理室で調理しているのが自慢です。

【佐倉市】夢をかなえた古今の佐倉の先駆者たちに学ぶ一日 西洋野菜の恵みをいただきます 佐倉の先人をたたえる「津田仙給食
おいしい香りに包まれながらの配膳。「いただきます」が待ちきれない!
【佐倉市】夢をかなえた古今の佐倉の先駆者たちに学ぶ一日 西洋野菜の恵みをいただきます 佐倉の先人をたたえる「津田仙給食
鼻腔をくすぐるふくよかな香りに、みんなの笑顔が弾けます

五輪選手の卒業生と給食を囲んで

4月24日、佐倉中学校では同校卒業生で、リオデジャネイロオリンピックトライアスロン15位の佐藤優香さんの講演会が、3年生を対象に開かれました。

講演の後は、おまちかねの給食タイムです。

3年1組の教室には、佐藤さんはじめ西田三十五市長たちも仲間入り。

【佐倉市】夢をかなえた古今の佐倉の先駆者たちに学ぶ一日 西洋野菜の恵みをいただきます 佐倉の先人をたたえる「津田仙給食
佐倉中の津田仙給食は、コーンピラフ、タンドリーチキン、津田仙サラダ、西洋野菜の米粉シチュー、いちごゼリー
【佐倉市】夢をかなえた古今の佐倉の先駆者たちに学ぶ一日 西洋野菜の恵みをいただきます 佐倉の先人をたたえる「津田仙給食
佐倉中時代も厳しい練習に励み、オリンピックに出場した佐藤優香さんの講演テーマは「夢をかなえるために」

「今日は子どもたちに人気の洋食メニューにしました。シチューに津田仙が広めたブロッコリーとカリフラワー、サラダにはアスパラガスが入っています」と、同校栄養士の彦坂夏菜さん。

【佐倉市】夢をかなえた古今の佐倉の先駆者たちに学ぶ一日 西洋野菜の恵みをいただきます 佐倉の先人をたたえる「津田仙給食
「子どもたちが喜んで食べて、かつ栄養バランスの取れた献立を日々考えている」と、栄養士の彦坂夏菜さん

夢咲くら館では、津田仙と娘・梅子の紹介と各小中学校のメニューを展示予定です。

佐倉の先人に思いをはせながら、夕飯の献立を考えてみては。

津田梅子・津田仙の歩みと佐倉・津田仙給食メニュー展
日時/6月3日(水)~7月5日(日)
   午前9時~午後8時(月曜休館)
場所/夢咲くら館1階エントランスホール
住所/千葉県佐倉市新町40‐1

問い合わせ
電話番号/043-484-6189
佐倉市教育委員会社会教育課
※同館のカフェと、佐倉市役所地下食堂では、津田仙給食メニューの提供予定も

詳しくはこちら/https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/shakaikyoikuka/sakuragaku/19163.html