野下さんと弓道との出合いは、兵庫県に住んでいた当時、弓を引く女性の写真をたまたま見たことがきっかけでした。
公開 2026/05/08(最終更新 2026/05/01)
出合いはたった1枚の写真から

何とも表現しがたいすがすがしさに「これだ」とひらめき、即道場の門をたたき入門。
以来、十数回転居をしながらも、47年間休まず稽古を続けてきました。
現在は自身の稽古と指導のため、弓と縁の深い葛飾八幡宮清明館弓道場に週3日通っています。
弓道場まで移動する車の中で「変身」する、という野下さん。
弓道場に入る時には完全に「弓引き」に集中し、稽古が終わると一人の人間に戻るのだそうです。
技だけでなく心の安定を求めて
野下さんは、海外の人を含めさまざまな人と交流があります。
弓道の指導では体と弓技の安定から取り組み、時間をかけて日本古来の文化や伝統も交えながら、集中力や平常心、克己など、技だけでなく心の安定へとつなげています。
弓道を学ぶことで健康で豊かな日常生活を送ってほしいと願い、野下さん自身もその実践に努めているそうです。
「的までの距離28mの間には邪魔をするものがいろいろある。それに打ち勝ち、心を無にして自然体で引けたら最高」と言います。

6月には、市川市の歴史や伝統をテーマにした公演活動を行っているICHIKAWA黒松カンパニーの舞台で、弓を引く姿を披露します。
矢を放つまでの野下さんの無駄のない所作、精神的な美しさが感じられるはずです。
(取材・執筆/松)
ICHIKAWA黒松カンパニー公演
日時/6月3日(水)午後6時30分から
場所/全日警ホール
住所/千葉県市川市八幡4-2-1
問い合わせ・チケット申し込み
電話番号/047-322-5685 上田(午後6時〜午後10時)
