2月に行われた「世界らん展2026―花と緑の祭典―」で、船橋市にある若松幼稚園出身の尾木克行さんが見事に最高賞の「日本大賞」に輝きました。今回6回目の出品、国内最年少33歳での受賞です。
公開 2026/05/18(最終更新 2026/05/07)
6回目出品、国内最年少33歳で受賞

尾木さんとランとの出合いは小5の時。
サギが羽を広げたような小さな白い花をつけるラン科のサギソウに魅せられましたが、高価で買えませんでした。
中2から小さめのランを育て始め、東大農学部に入ってから本格的にラン栽培を開始。
5年前に高校の同級生から提供された船橋市東中山の20坪の傾斜地に温室を造って拠点を移しました。
ラン愛好会の仲間と栽培技術とセンスを磨き、今では200種2千鉢のランが温室の中に並んでいます。



7年間情熱を注いで最高傑作が完成
世界らん展応募作品537点の中から選ばれたのは、深みある朱赤色の美しさが際立つ「フラグミペディウムフリッツションバーグ『ロングリヴ』」。
原産地は南米ペルーの高山地帯。
ドイツから輸入した苗を7年間、手塩にかけて育成しました。


「2日に1回の水やり、夏場の温度管理が大変」と苦労話。
「でも、船橋市のカルシウム分の多い水道水が合っていたようで、茎が太く、花の大きな、色合いも見事なランができました」。
「ロングリヴ」という名は1日でも長い花の命を願って尾木さんが命名したそうです。
3月12日には船橋市役所を訪問し受賞を報告。
同月16〜18日には船橋市役所1階正面玄関で展示されました。
赤、白、紫、色とりどりの華麗な大小10鉢のランが春を運んできたようでした。

(取材・執筆/マット)