「絵本の中の物語は一つ。でも抱く感情や考え方は人それぞれで異なる」

―その人なりの生きざまを感じる対話会に参加してみました。

公開 2026/05/15(最終更新 2026/05/12)

ちいき新聞ライター

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他者の思いを遮らない

4月の参加者で記念撮影
4月の参加者で記念撮影

会の冒頭に主催で司会の仲野慎一さんから、6つの簡単なルールが示されました。

「挙手をして指名されてから発言」「都度2分くらいまで」など。それらは会話のキャッチボールを楽しむための工夫ということでした。

この日の絵本は『せかいはすきであふれてる』(大森裕子作)。

仲野さんがゆっくりと読み上げる10分ほどの時間中、目をつむりながら聞いている参加者も。

読み終わると考えをまとめるヒントとして「対話メモ」が配られました。

「『すき』よりも『きらい』や『にくい』がどんどん増えてきたように感じませんか」。

対話のルールの一つに、「難しい言葉や専門的な言葉は使わない」があります。

対話メモもルールにのっとっているものでした。

挙手をして発言する人が出ると、その後も次々に手が挙がります。

この日の参加者は司会を除き13人。

「発言を否定しない」ルールもあるので、誰もが自信を持って話すことができるようでした。

絵本だから誰でも参加できる

円座になって対話します
円座になって対話します

「哲学対話の会を始めたかったが、工夫が必要だった。しばらく模索していた中で絵本を題材にした方法に出会った」と仲野さん。

「個人の体験を踏まえた多彩な感想と、対話で生まれる化学反応が面白い」と話します。

絵本は新聞の書評や広告欄で情報を得た後、書店や図書館で内容を確認してから決めることが多いそう。

「6年前は初心者でしたが、最近では絵本の見方や選択の幅が広がりました」と笑顔で話します。

5月の絵本は『月虫の姫ぎみ』。

昔話のかぐや姫がベースのお話だとか。

対話も盛り上がりそうです。

(取材・執筆/すずこ)

入り口の看板はセンター職員の手作り
入り口の看板はセンター職員の手作り

【1】
毎月第3木曜日 午前10時~午前11時30分
場所/市民プラザ大久保
住所/千葉県習志野市大久保4-2-11

【2】
毎月第3金曜日 午後1時30分~午後3時
場所/幕張の本屋lighthouse
住所/千葉県千葉市花見川区幕張町5-465-1

参加費/200円(子ども、学生無料)、予約不要

問い合わせ
電話番号/090-4613-9851
メール/shin-nakano@aries.zaq.jp 主催・仲野
※日時は変更の場合もあります

詳しくはこちら/https://www.facebook.com/groups/ehontetugaku