訪れた国や地域90以上、海外への旅は236回。旅行作家の秋山秀一さんが、自身で撮影した写真とともに、世界の街を歩いた思い出をつづります。

旅行作家、元東京成徳大学教授、NHK文化センター講師。日本エッセイスト・クラブ常務理事、日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』『世界観光事情 まち歩きの楽しみ』『ウクライナとモルドバ』『旅にでる、エッセイを書く』など著書多数。鎌ケ谷市在住。鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)会長、鎌ケ谷市都市計画審議会会長。
公開 2026/06/27(最終更新 2026/06/08)
シェークスピアが生まれ、晩年を過ごした町
『ロミオとジュリエット』や『ベニスの商人』を書いたイギリスの劇作家ウィリアム・シェークスピアは、イングランド中部のストラトフォード・アポン・エイヴォンに生まれた。
ブリッジ・ストリートをエイヴォン川に向かって歩いて行くと、正面にシェークスピアの銅像が見えてくる。


その後ろにエイヴォン川や運河が流れ、その向こうにレンガ造りの王立シェークスピア劇場が建っている。

1564年に年に生まれたシェークスピアは、18歳のときにアン・ハサウエイと結婚、その後ロンドンに出た。
劇作家として活躍、引退した後はこの街に戻り、53歳で亡くなった。
墓は、ホーリー・トリニティ教会にある。


ホテルにも記念切手にもシェークスピア
街の北西にある有料駐車場から出て、左へ歩いて行くと、道化師の像がある。

この像の台座の周りには、シェークスピアの4作品の中の言葉が刻まれている。

ここから、右手に始まる通りが、ヘンリー・ストリート。
この通りを歩いていくと、左に、シェークスピアの生家がある。

この街には、シェークスピアの名が付いたホテルがあり、記念切手にも、シェークスピアが描かれている。

この街を歩くと、景観が大事にされていることを強く思う。
マクドナルドの看板が、ここでは赤ではなく、黒。

木組みの家は、木が黒く塗られ、壁は白。

赤は、ポストと、電話ボックスだけだ。

街灯も街の雰囲気にマッチしている。

この魅力ある街を、観光客を乗せた市内観光バスが、ゆっくりと、走っている。

(文・写真/秋山秀一)