公開 2026/07/06(最終更新 2026/07/03)
別名「七変化」とも呼ばれる
ユキノシタ科の落葉低木。
本州中部以西に自生するガクアジサイが母樹で、半日陰を好みます。
万葉の昔から庭木として愛培され、母樹の青から白、ピンク、赤、絞りなどの多彩な品種群が生まれました。
江戸末期にヨーロッパに渡って改良された日本のアジサイは「ハイドランジア」と呼ばれ世界に普及。
6、7月に咲く花は装飾花といわれる「がく」で、中心の小さな花が本当の花です。
花色は土壌酸度により変化するので栽培には注意が必要です。

医師シーボルトとアジサイ
江戸期に長崎「出島」に赴任したシーボルトは多くの植物を蒐集(しゅうしゅう)しヨーロッパに紹介。
中でもアジサイを特に好みました。
ヨーロッパに渡った手鞠(てまり)咲きのアジサイは愛妾・楠本滝(愛称オタキさん)の名を冠し「オタクサ」と呼ばれ、近年故郷の日本にも里帰り。
この縁により、アジサイは長崎市の花となっています。

(樹木医Y・K)