眠たくないのにいつも「眠いの?」と聞かれてしまう人は、まぶたに異常があるのかもしれません。
※この記事は船橋市立医療センター公開医療講座「形成外科のおはなし」(講師/同センター形成外科・小野紗耶香氏)を参考に作成しました。
公開 2026/08/18(最終更新 2026/08/17)
見えづらさは肩凝りや頭痛の原因に
まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋=がんけんきょきん)が衰えたり、筋肉と瞼板(けんばん=まぶたの縁にある硬い部分)をつなぐ筋肉(腱膜=けんまく)が緩んで伸び縮みしづらくなると、まぶたの上げ下げに支障をきたします。
これが眼瞼下垂(がんけんかすい)です(図)。


「まぶたが重い」という自覚症状に加え、他人から「黒目にまぶたがかかっているよ」などと指摘されて気づくことがあります。
記事最後に掲載した「眼瞼下垂 セルフチェック」のチェック項目に多く当てはまる人は要注意。
まぶたが黒目にかかって見えにくい状態から無理に見ようとすることで、額にしわが寄ったり、肩が凝ったりします。
腱膜縫合、皮膚切除などの手術で改善
眼瞼下垂には、(1)生まれつき筋肉が弱くてまぶたが下がるもの(2)加齢によって皮膚がたるんだり、腱膜が緩んでまぶたが下がるもの(3)まぶたや筋肉には異常が見られないもの―の3つがあります。
(1)は子どもの場合、早めに病院へ。(2)は緩んだ腱膜を縫合する手術やたるんだ皮膚を切除する手術が有効です。

※眼瞼下垂については、受診する医療機関によって治療方法が異なります。
保険が適用される治療、適用されない治療があるため、治療費も大きく異なります。
医療機関選びは慎重に行い、治療の内容や費用に納得をした上で、治療を受けるようにしましょう。
眼瞼下垂 セルフチェック
□ まぶたが重い( まぶたが黒目にかかる)
□ いつも眠たそうにみられる
□ よく頭が痛くなる
□ 肩が凝る
□ ハードコンタクトレンズを長年使用
□ おでこに深いしわがある
□ 写真を撮ってもらう時によく「 顎を引いて」と言われる
□ 車を運転する時に信号機が 見えにくい