2024年8月に千葉県の囲碁愛好家や少年少女ら25人が台湾・桃園市を訪問し、熱烈な歓迎を受けました。そして2年後の今年8月20日、船橋市浜町公民館に桃園市立大成國民中学校囲碁専科生34人を招き、県内の小中高生25人との囲碁交流が実現しました。
公開 2026/09/25(最終更新 2026/09/20)
県への囲碁交流お願いメールが実る
きっかけは23年、「囲碁文化継承の会」を主宰する山下功さん(88)が、県に宛てて送った1通のメール。
同会では台湾、韓国、中国と囲碁で親善を図ってきた背景があり、千葉県から友好都市・桃園市への訪問が実現した直後に、囲碁での文化交流を依頼していました。


交流会のゲームやダンスで仲良しに
生徒数2,300人の大成國中。
授業科目に囲碁もある囲碁専科が新設されて10年。
千葉県と桃園市の友好交流協定締結からも10年、節目の夏になりました。
「今回来県した34人は、囲碁専科60人から選び抜いた優秀な生徒たちです」と答えた訪問団の王貞治団長と陳姍蓉先生。
交流戦は一段差一子(いちだんさいっし)のハンデ戦。
各人3局対戦しました。



結果は高段者の多い大成國中の旗色が良く42勝26敗でした。
しかし、互いの国の言葉であいさつしたり、2年前の初訪問から始まったオンライン対局で顔見知りのメンバーもいたり、緊張感の中にも打ち解けた雰囲気も出ていました。
昼食後の交歓会ではプレゼント交換、場を和ませるゲーム「じゃんけん列車」や、ダンス「青春修煉手冊(TFBOYS)」に全員入り乱れて笑顔満開。
定期的な相互訪問につながる初来日になったようです。


取材メモ
プロ棋士4人も協力
交流戦と共に千葉県と台湾ゆかりの王銘琬九段、三村芳織四段、牛栄子四段、日野勝太二段のプロ棋士4人が、両国の子どもたちに指導碁を実施しました。

桃園市立大成國民中学校囲碁専科・陳姍蓉先生に聞く
桃園市立大成國民中学校は、台湾で囲碁専用クラスを持つ中学校2校のうちの1校です。
生徒の棋力を育むことに加え、囲碁教育を通じて子どもたちを盤の外の世界へ導くことを目指しています。
国際交流を通じて、子どもたちのグローバルな視野を広げ、異なる国の文化、マナー、学習スタイルを直接体験できるようにしたいと考えています。
2年前、偶然山下功先生に出会い、それがきっかけで大成國民中学校と囲碁文化継承の会/千葉県少年少女囲碁連盟の間に貴重な交流が生まれました。
初対面以来、両国はオンライン対局を通じて連絡を取り続けており、台湾と日本の子どもたちが碁盤の上で学び、友情を築いてきました。
今年、千葉に来ることができ、オンラインの囲碁対局から対面での交流に移行できたことは、子どもたちにとって非常に貴重な学びの経験でした。
また、囲碁から始まったこの絆が今後も続き、台湾と日本の若者が囲碁を通じて互いを知り、異なる文化を理解し、国際的な視野を広げられることを願っています。

(取材・執筆/マット)
問い合わせ
千葉県少年少女囲碁連盟公式HP/https://go-en.com/golax/
詳しくはこちら/https://go-en.com/golax/