8月8日~16日、香取郡東庄町の諏訪大神で毎年恒例の「笹川夏合宿」が行われ、出羽海(でわのうみ)部屋の力士が稽古を披露。地域の人たちがその様子を見守りました。
公開 2026/10/07(最終更新 2026/09/25)
編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ厳かな空気の境内で公開稽古
相撲の神様・野見宿禰命(のみすくねのみこと)の碑があることで知られる諏訪大神。
『天保水滸伝』のモデルとなった江戸時代の俠客(きょうかく)・笹川繁蔵が、相撲奉納を開いたともいわれ、境内には土俵もあります。
そんな相撲とゆかりの深い諏訪大神では、毎年夏に出羽海部屋の夏合宿が行われています。

練習日の8月10日午前8時に現地を訪ねると、境内にはすでに多くの人。
両足を水平に開脚する股割などの柔軟体操に始まり、すり足や四股、タイヤ引きといった基礎運動、迫力満点のぶつかり稽古まで。
激しく体がぶつかり合う音や力士の息遣いまで間近に聞くことができました。

町を挙げての一大イベント
この夏合宿を取り仕切るのは、地域のボランティアからなる実行委員会。
きっかけは、出羽海部屋先代親方である鷲羽山(わしゅうやま)関が、昭和60年の例大祭で奉納相撲を披露したことでした。親方就任後に夏合宿の場所を探していた際、当時の縁をたどって町の人に相談。
以来、地域を代表する一大イベントとなっています。
実行委員長の小早稲(こわせ)さんは「相撲の稽古を目の前で見られる貴重な機会に、地域一同、毎年心待ちにしています。大変なこともありますが、若いお相撲さんの成長を見守れるのは、うれしいことです」と目を細めます。

第10回からは「ファン感謝デー」を設け、「赤ちゃん土俵入り」や「わんぱく相撲」といった催し物もスタート。
宿泊先の公民館では、実行委員メンバーとちゃんこを作るなど、地域の人との交流もあるそうです。
稽古を終えた小城ノ正さんに話を聞くと、「たくさんの方が見に来てくださるので励みになりますし、由緒ある場所での練習ということで身が引き締まる思いです」と笑顔。
力士たちにとっても、特別な練習であることを教えてくれました。
