ひとくちに「子宮がん」と言っても大きく分けて2種類あることをご存じですか?それぞれの特徴や検診・受診のポイントなどについて医師に聞きました。

教えてくれたのは…

違いを知って正しく備える 子宮頸がんと子宮体がん
大高医院(市川市) 院長 大高 究先生

公開 2026/10/22(最終更新 2026/10/05)

編集部

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頸がんには検診とワクチン接種を

子宮頸(けい)がんと子宮体がんは、できる場所だけでなく見つかり方も異なります(図1・2)。

閉経後に多い体がんは不正出血をきっかけに気付きやすい一方、初期症状が乏しい頸がんは定期検診が重要です。

違いを知って正しく備える 子宮頸がんと子宮体がん

二つのがんの発生場所(図1)
違いを知って正しく備える 子宮頸がんと子宮体がん
子宮頸がんと子宮体がんの違い(図2)

頸がんの原因となるHPVは多くの女性が一度は感染するとされる一般的なウイルスで、感染しても必ずがんになるわけではありません。

検診で細胞に異常が見つかったら経過観察や精密検査を行い、結果に応じて治療を検討します。

HPVワクチンは予防効果が高く、小学6年生〜高校1年生相当の女子は公費で接種できます。

少しでも異常を感じたら自己判断せず受診を。

ネットやAIで調べて悩み続けるより、医師への相談をお勧めします。

頸がんは初期症状がないことも多いため、定期的に検診を受けましょう。

※国は2年に1回の子宮頸がん検診を推奨していますが、大高医院では臨床の立場から年1回の受診を勧めています。

子宮がんQ&A

違いを知って正しく備える 子宮頸がんと子宮体がん

Q:生理中でも子宮がん検診は受けられる?

A:可能ですが、血液が混じると判定しにくくなる場合があるため、なるべく避けましょう。

Q:性交経験のない人は子宮頸がんの心配はない?

A:性交経験がない場合はHPV感染の可能性は低いものの、子宮頸がんのリスクが全くないとは言い切れません。検診については年齢や状況に応じて医師に相談しましょう。

Q:自治体の子宮がん検診で調べるのは頸がんだけ?

A:多くの自治体では子宮頸がん検査が中心ですが、市川市では50歳以上の希望者または医師が必要と認めた人は、子宮体がん検査も受けられます。体がんでも無症状の場合もあるので、検診を活用しましょう。