太田 健治郎さん
タイヘイ株式会社 代表取締役社長
生年月日/1961年8月7日
出身地/千葉県八日市場市(現在の匝瑳市)
趣味・特技/スキー、語学

公開 2026/04/29(最終更新 2026/04/24)

上下関係を学んだ高校時代の寮生活

毎日友人と外を駆け回っていた小中学校時代。その牧歌的な日々は、高校入学とともに終わりを告げることになる。

入学した廣池学園麗澤高校(柏市)は全寮制だったため、厳しい規律の中での生活が突如始まったのだ。毎朝6時に起床、寮の清掃をした後は1・5キロのランニングと朝の体操、その後全員で朝食を取って授業へ。夜は22時に点呼、1年生は23時就寝がルール。しかも2、3年生の先輩と同部屋だ。

部活は空手部に入部した。大学生も一緒に練習するものだから、そこにはさらなる先輩がいる。入学して1年間は、本当に息をひそめるように暮らしていた。

だが、そんな生活が私の人格形成に大きな影響を与えてくれた。集団生活を通して社会性が身に付き、目上の人への礼儀というものも学べたと思う。また、空手で身心を鍛えたことで、物事を恐れない胆力が身に付いた。

スリル満点の「イーティング」

忘れられない思い出がある。当時、寮の夕飯は17時だった。

育ち盛りゆえ、夜はどうしてもおなかがすいてしまう。

そんな時には、食堂に行くとごはんをもらうことができた。おにぎりやお茶漬けにして部屋で食べるのは合法だが、火を使った調理は禁止。だけど少し物足りなくて、隠し持っていた固形燃料や鍋を使って、友人たちとこっそり屋内外でチャーハンなどを作った。

それがなんとうまいこと。味付けではなく「スリル」が一番のスパイスだったのだろう。

仲間うちでその行為を「イーティング」と呼び、「今日、イーティングやろうぜ」といったノリでそのスリルを楽しんだ。「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、いたずら好きな性格はなかなか変わらない。