暑さによる体調不良が心配な時季がやってきました。住環境によっては、室内の熱気や湿気が体に大きな負担をかけている可能性もあります。
教えてくれたのは…

公開 2026/04/29(最終更新 2026/04/27)
編集部 R
「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。
記事一覧へ窓の断熱性能改善で生活に変化が
住まい由来の体調変化は見過ごされがちですが、毎日長時間過ごす場所だけに、その影響は小さくありません。近年の酷暑により、屋内での熱中症も増加中。特に脱水症状を自覚しにくい高齢者は注意が必要です。
室内温度の上昇を抑える上で、まず対策したいのが窓。外気との熱の出入りが大きい場所であるため(図1)、窓の断熱性能を高めることで、室温上昇の抑制効果が期待できます。

具体的には、内窓の設置(図2)などが効果的。実際に施工をしたご家庭では、「内窓と既存窓の間の空気が想像以上に熱く、この熱がそのまま室内に入っていたのかと驚いた」という感想も。
内窓設置でエアコンの効きも良くなり、定温度をやや高めにしても快適に過ごせるため、電気代も節約できます。室内でペットを飼っていて冷房を常時使用するようなご家庭では、その差をより実感しやすいでしょう。
他にも南・西側に大きな開口部がある間取りの家や、築年数の古い家も窓対策はお薦めです。現在は断熱性能の高い複層ガラスが新築住宅の業界標準となっていますが、以前の住宅では外気温の影響を受けやすい窓である可能性が高いからです。

空気層が断熱材のような役割を果たしています
ただし、同じ部屋の全ての窓に設置しないと効果は限定的。国のリフォーム補助金制度などを賢く活用しましょう。
快眠確保や湿気対策で健康な毎日を
快眠は健康の基本。寝苦しさからくる寝不足は疲労回復を妨げますが、内窓で快適な室温が保たれれば、睡眠の質の向上も期待できます。屋外からの騒音が軽減されるのも大きなメリットです。
夏は湿度にも注意が必要。湿度が高いと熱中症リスクが高まるだけでなく、結露からカビやダニの発生を招き、アレルギーや体調不良の原因になることも。湿気対策として、調湿建材を取り入れるのも良い試みです。これらは空気中の余分な湿気を吸い取り、部屋が乾燥すれば水分を放出するという優れもの。DIYで壁に貼れる製品もあるので、利用を検討してみては。
体調は生活習慣だけでなく住環境にも左右されます。リフォームなどで弱点を補うことは、長期的に見て家族の健康に良い影響を与えるのではないでしょうか。
酷暑が訪れる前に、住まいの問題点を見直してみませんか。
体調に影響しやすい住環境チェック
あなたの住まいは大丈夫?
□ 2階がサウナのように暑くなる
□ 夜になっても部屋の温度が下がらない
□ エアコンが効きにくい
□ 西日で室温が上がる
□ 窓際が特に暑い
□ 窓を開けても風が通らない
□ 湿度が高く、ジメジメする
□ 寝苦しさを感じる