千葉県習志野市出身、在住の小説家・清水晴木さん。累計6万部突破の『さよならの向う側』シリーズなど多数の執筆した小説の数々は千葉を舞台にしています。そんな清水晴木さんが著作と絡めて千葉の思い出をつづります。

| 清水晴木さん |
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| 1988年生まれ。東洋大学社会学部卒。2011年函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2021年出版の『さよならの向う側』はテレビドラマ化して放送。『分岐駅まほろし』『旅立ちの日に』『17歳のビオトープ』など著作多数。 |
公開 2026/10/23(最終更新 2026/10/13)
千葉のご当地グルメとは
先日、千葉駅のくまざわ書店ペリエ千葉本店で行われたサイン会の際、遠くから来てくれた人で大阪の方がいた。
そして去り際「せっかく千葉まで来たので、おすすめの千葉のご当地グルメはなんですか?」と聞かれた。
私の頭の中にすぐ浮かんだのは、落花生とマックスコーヒーだった。
お土産としてはいいかもしれないが、ご飯としては明らかに向いていない。
しかも相手は天下の台所、大阪からだ。
大阪のご当地グルメといえば、たこやき、お好み焼き、串揚げなど4番バッターがバットをブンブンと振り回して控えている状況である。
千葉も房総の南の方まで行けば、海産物がよりどりみどり、それこそ小説にも書いたアジフライだってあるし、まさにご当地グルメが存在している。
しかし県庁所在地のある千葉周辺での、千葉ならではの食べ物と言われると途端に難しくなった。
苦悩の末に私が導き出したのは、ある国民食だった。
「ラーメン」である。
実は千葉にはおいしいラーメン屋がいくつもある。
それこそ千葉三大ラーメンは有名だが、それだけではなく東西南北どのエリアにも舌を唸(うな)らせるラーメン屋が存在している。
実際、千葉は全国でもトップクラスのラーメン激戦区というデータもあるみたいだ。
香川県がうどん県と呼ばれるように、千葉県がラーメン県、と呼ばれるまではさすがに想像していないが、「千葉といったらラーメンですね」と言えるくらいになったら大変ありがたい。
こんなことを書いていると急にラーメンを食べたくなってしまった。
きっと、読んでいるあなたも。
