「歯を失ったらどうすればいい?」「高齢でもインプラントはできる?」…歯の治療に関するさまざまな疑問について、歯科医に聞きました。

さかえ歯科 山本信一院長
さかえ歯科クリニック 院長 山本信一さん
1990年、松戸市で開業。インプラント治療歴25年以上

公開 2026/10/28(最終更新 2026/10/27)

編集部

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歯を守るために、失った時のために

Q.毎日歯磨きをすれば、歯周病は予防できますか?

A.歯ブラシだけでは汚れを落としにくい場所があるので、歯間ブラシやフロスも活用を。定期的に歯科医院でお口の状態をチェックしてもらうことが予防につながります。

Q.歯が抜けても、痛くなければそのままで大丈夫?

A.歯が抜けた状態が続くと、全体のかみ合わせに悪影響を及ぼすこともあるので、一度歯科医院で確認してもらいましょう。主な治療法に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の三つがあります。

<歯を失った時の治療方法>
【入れ歯】
外科処置は不要。保険適用の場合比較的安価で作れ、取り外せるので洗浄しやすい

【ブリッジ】
失った歯の両隣の健康な歯を削って固定する。入れ歯より固定力が強い

【インプラント】
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に歯を作る固定式の治療。周囲の歯を大きく削らず、自分の歯に近い感覚でしっかりとかむことを目指せる

Q.入れ歯を使っていますが、最近食べにくさを感じます。

A.入れ歯の調整や作り直しで改善できるかもしれません。また、入れ歯の違和感をきっかけにインプラントを検討される方もいます。さまざまな治療方法を知ることから始めてみましょう。

インプラントの不安と疑問を解消

Q.インプラントに興味はありますが、手術が怖いです。

A.初めての方が不安に思うのは当然のこと。疑問や不安について十分な説明を受け、納得してから決断を。インプラント治療では、事前に顎の骨の状態などを緻密に確認し、治療ができるかを診断してから進めます。

Q.70代でもインプラントはできますか?

A.年齢だけで決めつけず、総合的に判断します。「年だから無理」とご自身で諦めてしまう前に一度相談しましょう。

Q.過去に「骨が少ない」と言われたことがあるのですが、手術できますか?

A.まずは現在の骨の状態を正確に調べてもらいましょう。骨の量や厚みは一人一人違いますし、医療技術も進歩しています。最新の検査結果を基に判断し、現在どのような選択肢が考えられるのかを改めて確認してみる価値はあります。

Q.インプラントの相談をしたら、必ず治療を受けないといけませんか?

A.もちろん、そんなことはありません。「自分はインプラントができるのか?」「入れ歯やブリッジにするとどうなるか?」「治療にかかる費用や期間は?」…こうした疑問を明確にするために大切なのがカウンセリングです。

相談の結果、インプラント以外の治療を選択することも一つの考え方。自分のお口の状態と治療法の違いを知り、最も納得できる方法を選びましょう。

「食べる楽しみ」を、これからも大切に

歯を失った時に最初に決めるのは、治療法ではなく「これから先、どのようにかんで、食事を楽しんでいきたいのか」。そのために各治療法の特徴を知り、ご自身に合った現実的な選択をすることが何より大切です。

歯を失ってお困りの方や、インプラント治療に不安や疑問をお持ちの方は、事前にカウンセリングを行っている歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。