下総三山の七年祭りにかかわりが深い「時平神社」を取材しました。

公開 2026/05/11(最終更新 2026/05/08)

ちいき新聞ライター

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時平信仰が残るのは、この地域だけ

八千代市内には大和田、小板橋に1つずつ、萱田町に2つと、4つの時平神社があります。

大和田時平神社本殿
大和田時平神社本殿
小板橋時平神社の狛犬と本殿
小板橋時平神社の狛犬と本殿
萱田町時平神社 鳥居越しの本殿
萱田町時平神社 鳥居越しの本殿

藤原時平をご祭神として祀(まつ)っているのは全国的にも珍しいそうです。

藤原時平(871ー909)は、39歳で亡くなるまでの短い間に左大臣という、臣下の中ではトップの地位にまで上り詰めていました。

その理由は家柄が良かったことも重要ですが、学問もでき、仕事もできたといわれています。

一般的に菅原道真の左遷に関与したとされていますが、最近の歴史の研究ではその存在が見直されてきています。

時平の子孫である藤原師経(もろつね)が流罪になった際に下総に流れ着き、二宮神社の神職になりました。

その伝承を背景として、この地域でのみ、時平信仰を現代まで守り伝えているということです。

来年は下総三山の七年祭り

来年開催される下総三山の七年祭りは、9つの神社が船橋市三山に寄り集まって、数えで7年に1回開催される大祭です。

安産と子育てを祈願する祭りとして古くから開催されていましたが、7年ごとに開催されるようになったのが、江戸時代からとのこと。

大祭当日は大和田時平神社(1610年創祀)は大きな山車(だし)を出し、萱田町時平神社(1615年創祀)は神輿を出して、二宮神社に向かいます。

大祭翌日に地元を回る花流しの時には、小板橋時平神社(1940年創祀)も合流して、山車と神輿(みこし)が練り歩き、八千代市も一気にお祭りムードになるとのこと。

今から来年が楽しみです。
(取材・執筆/福)

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電話番号/047-472-1213
二宮神社