みんなで歩きながらボールを蹴って楽しむウォーキングフットボールは、子どももシニア世代も障がいのある人も、安心して参加できるユニバーサルなスポーツ。各地のイベントを通じて交流の輪が広がっています。

公開 2026/05/20(最終更新 2026/05/15)

雪道

雪道

高知県出身、船橋市在住。元英語講師。ロック好き。読書好き。月村了衛、笹沢左保、有栖川有栖が好きです。残りの人生の目標は、ピアノとドイツ語をならうこと。好きな言葉は「ご縁」。

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人に優しい思いやりの競技

走らない、ぶつからない。

サッカーとは異なる新しい形のスポーツは、2011年、高齢者向けの健康スポーツとしてイングランドで誕生し、シニア層を中心に世界中で人気が拡大しています。

ウォーキングひろば
ウォーキングフットボールは有酸素運動。認知症やフレイル予防効果も
ウォーキングひろば
「世代間交流を通して、豊かな感性が育まれていると思います」と松田さん

折しも日本では、日本サッカー協会(JFA)が掲げる「グラスルーツ宣言〜サッカーを、もっとみんなのものへ〜」という理念のもと、年齢や性別、障がいの有無といった枠を超えて、誰もがサッカーを身近に楽しめる環境づくりが進められていた頃。

JFAは安全面をより強化した独自ルールを設け、親しみやすいスポーツとしてウォーキングフットボールを導入し、普及に取り組んできました。

ウォーキングひろば ひろば集合写真
講習会を受講・修了した団体が、全国各地でウォーキングフットボールを楽しむ場「ウォーキングひろば」を開催しています

一緒に笑い合える居心地のいい時間

2016年4月にJFAがウォーキングフットボールの活動を始めて10年。

競技という概念にとらわれないこのスポーツを通じて、互いを思いやり、心と心が通い、絆が生まれるコミュニティーが各地で育っています。

ウォーキングひろば 女子O-40日本代表
第2回開催時より女性部門も誕生!40歳以上の部門に出場した日本代表のみなさん
ウォーキングひろば 男子O-60日本代表
60歳以上の部門に出場した日本代表のみなさん。右から2番目が松田薫二さん。第1回大会から監督兼選手として出場、活躍しています
ウォーキングひろば 最終日_ガラパーティー
試合の後はパーティで国際交流!「欧州では勝敗だけでなく、集まって楽しむことを大切にしている。このスポーツ文化を伝えていきたい」

導入の立役者であり、現場を見守り普及推進に尽力してきたJFAの松田薫二(くんじ)さんは「そこに行けば仲間がいて、一緒に運動して、初めて会う人ともいつの間にか仲良くなっている。そういう楽しい居場所が全国に広がるといいな、という思いで開催しています」。

杖を支えにする人、病を患い手足の自由を失いながらも再びボールを追う人…そんな生き生きとした姿と、障がいを受け入れて共にプレーを楽しもうとする光景。

豊かな可能性を内包する「人生のスポーツ」、扉はいつでも広く開いています。

【次回開催】
日時/5月21日(木)午後3時~午後5時
場所/高円宮記念JFA夢フィールドフットサルアリーナ
住所/千葉県千葉市美浜区美浜11
参加費/無料(見学のみも可)
 ※屋内用シューズを持参ください
定員/30人

申込み・問い合わせ
ホームページ/https://www.jfa.jp/grass_roots/walkingfootball/walkinghiroba/
※月1開催予定、詳細はリンク先で(無料のID登録が必要です)