JICA(ジャイカ)や外務省の国際協力事業を通じ、アジアを中心とした環境プロジェクトで活躍する佐藤秀樹さん(松戸市在住)。人と自然の関わり・大切さを教育の世界へとつなげています。

| 江戸川大学 現代社会学科 准教授(農学博士)佐藤秀樹さん |
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| 北海道札幌市生まれ。大学卒業後、JICA(※)青年海外協力隊員としてエクアドルで野菜栽培に従事。農業・農村開発コンサルタント会社、環境NGOなどで勤務。2019年より現職。東京商工会議所eco検定アワード2022大賞(エコピープル部門)など受賞多数。 ※独立行政法人 国際協力機構の略称 |
公開 2026/06/25(最終更新 2026/06/23)
環境保全と生産向上を支援する
バングラデシュで、住民参加型の環境保全と貧困削減の両立を図るための実践的活動と研究を14年以上続ける佐藤さん。
現地に協同組合を設置し、「ヤシ樹液の採取・加工品の生産」「花の有機栽培と手工芸の促進」など、自然との共存を考慮した活動をしています。
取材時はその帰国直後で、「現地の生産者との交流も深まり、生活の変化が見られるようになった」と笑顔で語ってくれました。


環境問題は知ることから始める
佐藤さんの専門は環境教育です。
生まれ育った北海道での体験と、エクアドル派遣での経験から、「環境と生活は密接に結び付き、資源利用の重要性やそれを支える人材育成・教育が不可欠」と実感したとのこと。
大学の授業はフィールドワークが中心。
「流山市クリーンボランティアまちをきれいに志隊」を掲げ、学生と共に清掃活動も。
見た目以上に多くのごみが捨てられていることに驚く学生も多いそうです。
年2回「小学生向けのSDGs体験教室」も開催。
「まずは知る、気づくことから始め、体験を通して楽しく学び、『自分ごと』としてどう行動するかを考えるきっかけになれば」と話します。
今年1月には著書『先生、なんで環境のこと考えないといけないの?〜〝モヤモヤ〟から始まる環境授業〜』も出版。環境問題は「正解が分からない」「解決が難しい」という「モヤモヤ」や素朴な疑問を、分かりやすく解説しています。

「個々の生活や行動が環境を守ることにどのようにつながっているか、目で見て確かめられる仕組み(数値化・可視化)を作ることが課題」と語る佐藤さん。
環境に対する熱い思いはこの先も続いていきます。
(取材・執筆/TOUKO)