地球の温暖化は対岸の火事ではない。千葉市若葉区に、私たちが目指すべく「脱炭素社会」の実現に情熱を持って取り組む企業があります。その根幹には温かい地域への思いが見えました。
公開 2026/07/09(最終更新 2026/06/29)
原点は、海が教えてくれた危機感
「大学時代にサーフィンで通っていた海岸の変化を感じたことが原点です」。
代表の渡部貴志さんは創業の思いを語ります。
かつては県道30号線から砂浜へ車で乗り入れられた場所が、高波による浸食で入れなくなり、その時に地球温暖化を強く実感したと言います。
大学法学部を卒業後、環境分野の民間企業でISO審査や廃棄物コンサルに携わり、現場の実務で課題を解くことにやりがいを見いだした渡部さんは、2019年に独立。
24 年に現在の社名に変更しました。

IPCC(気候変動に関する最新の科学的知見を評価する国際組織)の報告で人為的な気候変動が裏付けられたことも、渡部さんの原動力になっています。
CO2削減を意識した暮らしの提唱
20年10月、政府は2050年までに「脱炭素社会の実現」を目指すことを宣言しました。
「その本質は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出そのものを減らすことだと私は捉えています。既に地域の気温上昇や生態系の変化が起きていることから、今以上に悪化させない取り組みが急務なのです」と渡部さん。
単に数値の目標を達成することではなく、環境保全と経済活動を一緒に回していくことが必要であると熱っぽく語ります。
同社の主な取り組みの一つとして、業務用生ごみ処理機の導入による現地循環を提唱しています。

生ごみを微生物の力で分解し分解液を培養液として農地へ戻し、安全に育てた野菜を収穫する。
この循環の仕組みは、生ごみの収集や焼却に伴う輸送と燃焼のCO2やコストも削減します。

循環型の選択肢を地域の身近にする

地元・千葉市への「恩返し」を大切にする渡部さんは、雇用創出や子ども向けの学びの場づくりにも力を入れます。
夏休みの自由研究企画のように、子どもたちが生ごみの分解から作物の成長までを体験できる場を提供することは、循環型の選択肢を身近にしたいという思いから。
地域レベルで循環モデルが広がれば、長距離輸送や化学肥料への依存といった無駄が減り、結果として地域全体の脱炭素に寄与できると考えています。
「地域から循環を作り、次世代へつなぎたい」――その思いが事業の根幹を温め続けています。
問い合わせ
電話番号/043-312-7883
メール/info@datsutansokeikaku.co.jp
株式会社 脱炭素計画
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