角田夏実さん
生年月日/1992年8月6日
出身地/千葉県八千代市
趣味・特技/国内外の世界遺産巡り、サイクリング、ゴルフ

公開 2026/07/08(最終更新 2026/07/01)

引退会見まで揺れ動いた気持ち

2026年1月30日、引退会見。

当日はたくさんの報道陣が駆け付けた。鳴り響くシャッター音。パリオリンピック後、次のオリンピックを目指すか、第一線を退くか、ずっと決断ができなかった。ただ生半可な覚悟では次のオリンピックは目指せない。だからこそ選んだ「第一線を退く」という決断。それは終わりではなく、自分なりに柔道と向き合い続けるための新しい形だった。

「今までは柔道を『恋人』と表現していたが、これからは『家族』になりたい」。もっと自由に、もっと柔軟に、もっと楽しく。第一線を退いても、大好きな柔道と一生添い遂げていく。その覚悟を確かに誓った。

夢を携えて新たなステージへ

「まさか夏実がオリンピックに出て、金メダルを取るなんてね」。

両親とはいまだによくそんな話をする。だって私は小さい頃、「才能に恵まれた子ども」とは言えなかったからだ。運動神経が良かったわけでもなく、球技も苦手で、ドリブルすら思うようにできなかったっけ。時間がかかってもいい。遠回りでもいい。「諦めずに続けることで見える景色がある」と今は胸を張って言える。

「何かに向かっていくのは誰だって怖い。でも、目をそらさないこと」それは柔道が教えてくれた大切なことだ。やらずに諦めるなんて、もったいない。「やりたい」と思ったことはとにかく、やってみればいいじゃないか。

いつか地元で自分の道場を持って、たくさんの魅力を伝えられたら。そして全国を回って柔道教室を開催できたら。33歳。たくさんの「やりたいこと」を両手いっぱいに抱えて、私の挑戦はまだまだ続く――。

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