流山市の「森の美術館」が8月で開館10周年を迎えます。私設の小さな美術館ですが、森の中にある癒やしのアートスポットとして知る人ぞ知る存在です。
公開 2026/07/10(最終更新 2026/07/06)
25人の作品一堂に 森のコンサートも

同館では今、10周年記念の企画展「これからも、この森で…」が開催されています。
野田市にアトリエを構えて暮らした洋画家、櫻田精一さん(1910〜99年)の「運河暖日」や、長女・櫻田久美さん(1934〜2025年)の「花市の朝」など、これまでに同館で個展を開いた画家や写真家25人の作品約30点が展示されています。
7月31日(金)まで。7月25日(土)には第7回「森のコンサート」を開催し、音楽と絵画のコラボレーションを楽しんでもらいます。
ソプラノ歌手の松井美路子さん、ピアニスト石川容子さんが出演。
オペラ「椿姫」の劇中歌「乾杯の歌」や童謡など、約15曲を披露します。
静かな環境が魅力 4万人以上が来館

館長の森忠行さん(77)は、埼玉県三郷市生まれ。
「若い画家を応援したい」と購入してきた油絵など約400点を所蔵しています。
2016年8月25日、里山の風景が広がる大畔の地に美術館を開設。長年の夢をかなえました。
開館以来、年に3、4回のペースで所蔵展や企画展を開催し、今年3月で来館者が4万人を超えました。
「ここ1、2年の変化ですが、若い世代の来館が増えています」と森さん。
毎年の開館記念日近くに開いている「森のコンサート」も好評です。
子どもの頃から本物に触れることで芸術に親しむきっかけになればと、近隣小中学校の児童・生徒向けに「鑑賞授業」を開催。
市内中学校美術部の作品を中心に展示する「アートの卵展」は、今年で第5回となります。
10周年記念の企画展のパンフレットに、森さんは「10年前にまいた種は、小さな森へと育ちました」と喜びをつづりました。
(取材・執筆/秀)
森の美術館
住所/千葉県流山市大字大畔315
開館時間/午前10時~午後4時(入館~午後3時30分)
入館料/大人600円(飲み物付き)、中・高生300円、小学生以下無料
休館日/月・火曜日
問い合わせ
電話番号/04-7136-2207 同館