今日の自分が一番若い! だからこそ、今やりたいことをやってみませんか?

公開 2026/08/05(最終更新 2026/07/27)

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・茨城情報”をお届けします!!

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パン業界の未来をつなぐ!パン職人 竹谷光司さん(78)

年齢を味方に!ウエルエイジングで人生をもっと楽しむ
竹谷光司さん

定年後にパン屋さん開業

2025年放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』でパンの監修者として、俳優にパン作りの指導や、ドラマで食べるパンを製作した竹谷さん。竹谷さんのパン屋開業は意外と遅く、定年後の62歳でした。会社員として製粉会社で長年勤めた後、2010年佐倉市に「美味しいパンの研究工房 つむぎ」を開業。

「退職したらパン屋さんやるよ」結婚当初から奥さんにそう宣言していた竹谷さんにとって、自分の店を持つことは夢だったと言います。とは言え開店当初はなかなか売れず、朝5時から一生懸命作っても半分は残り、近所に配っていたとか。

「それでも会社勤めの責任が無くなって苦労とは思わなかったなあ。食べ物がなかったら自分で焼いて食べればいいし」。「ありがとう」と言って笑顔で帰って行くお客さんを見て、「いい仕事をしている」と感じていたそうです。

その後口コミでリピーターが増え、次第に人気店に。今では「Bakery&Cafe TSUMUGI」として息子夫婦に店を譲りましたが、店には毎日顔を出し、掃除と洗い物とゴミ出しを手伝っています。

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海外のパン事情に詳しい一面も

「閉店するパン屋」と「店を持ちたい人」をつなぐ

2021年には閉店していくパン屋が多いことを憂いて、リテイル活性化協会を設立。閉店を考えているパン屋と、自分の店を持ちたいパン職人をつなぐ活動です。

「町のパン屋が商品開発することで、製パン会社や製粉会社も活性化するんです。長年お世話になった業界なので」。

パン職人が無事に店を引き継いだ後も、月1回ミーティングの時間を設け、相談に乗るなどのフォローを続けています。定年後に夢だった店を開き、今もなおパン業界を盛り上げようと活動する竹谷さん。

これからシニア世代を迎える人たちにも、こんなアドバイスを送ります。「仕事は7割。あと3割は自分のライフワークになるようなことに時間を使うといい。そのほうが相互補助でいい仕事ができますよ」と自身の生き方を反映したような言葉。

「私なんかライフワークを自分の仕事にしちゃったから、もう一番幸せです」。アクティブに活動し続けるその姿に、垣間見える穏やかで充実した毎日。今日もお客さんでにぎわう「TSUMUGI」には、こだわりのパンが並びます。

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ドラマでも提供したあんぱん
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趣味は詩吟。お風呂で歌うのが気持ちいいそう

Bakery&Cafe つむぎ
住所/千葉県佐倉市ユーカリが丘4丁目8-2 北口2階
 電話番号/043-356-4353
Instagram/@bakery_cafe_tsumugi

食を通じたコミュニティー 笑顔あふれる シニア食堂(R)

年齢を味方に!ウエルエイジングで人生をもっと楽しむ
好奇心は元気の源。参加のみなさんでハイポーズ!(後列左端が代表の松澤さん)

シニア世代の根本的ニーズとは

流山の「シニア食堂(R)」は、交流・学び・健康維持を行うシニア世代の地域コミュニティーです。運営は「NPO法人メリリル」。同法人は婚活支援事業から活動を開始しましたが、相談会に参加した高齢参加者との会話の中から、シニア世代の根本的なニーズが「同年代とのつながり」だということに気付きます。

婚活にとらわれず、一緒に食事を作って食べる時間を持つことが孤独(孤食)解消につながると、2017年に「シニア食堂(R)」をスタートしました。料理交流会は、「もたもたOK」「うっかりOK」を大切に、等身大でにぎやかに進行するスタイルが大人気。

取材日はみんなで「薬膳料理」にチャレンジしました。講師から食材別の効能を学んだら、グループの中で役割を分担して調理スタートです。参加者の他に、ボランティアが数人交じってスムーズな進行をサポートしています。

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薬膳の基礎を学びます
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みんなで分担、協力して

レシピは、再現性が高いようスーパーで手に入る食材で考案。

「料理は奥さんに任せっきりだったから」「新しい調理法や食材に出会いたい」など、参加のきっかけはさまざまですが、ここで同年代の仲間と体験を共にすることで好奇心を満たし、心地よい共感が生まれています。

孫と分担して夕食当番をやっているという92歳の男性は、「死ぬのは先延ばし(笑)! 仲間を作って楽しく余生を過ごしたいよね」と笑顔を見せます。

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配膳もみんなでわいわいと
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同じテーブルを囲めば自然と笑顔に

好奇心を大切にする拠点づくり

シニア食堂(R)ではこの他に、オンライン講座、シルバーピラティス、大学と連携した「スマホカフェ」など多彩なプログラムを展開。リピーターも多く、会場では皆さんが生き生きと自分らしさを取り戻しています。

中でもスマホ教室では学生が個別に操作を教え、LINEや画像加工スキルの習得がシニアの行動範囲を広げるきっかけになっているとのこと。会場にもなっているパルシステムの助成金や地域連携で運営が支えられ、基本、無料で提供されるため参加のハードルが低いのも人気の理由。

「好奇心を大切に、肩ひじ張らずに何度でも学べる場を」。代表の松澤花砂(ちさ)さんは年を重ねても今を楽しむ「ウエルエイジング」の実践拠点として、これからもこの場所を守り続けていきたいと笑顔で話します。

問い合わせ
ホームページ/https://senior-shokudo.com/about-us/
NPO法人メリリル(旧 東葛地区婚活支援ネットワーク)