ニッケコルトンプラザの一角にある、神社を囲む緑の空間。「ニッケ鎮守の杜」は、住民の憩いの場であり、工芸作家たちの憧れの舞台です。
公開 2026/09/21(最終更新 2026/09/14)
小さな神社から始まった物語
ニッケコルトンプラザの前身・ニッケ中山工場の守り神として神社が建てられたのは昭和初期のこと。
その後、工場が閉鎖しショッピングセンターが誕生しますが、神社周辺はにぎわいから少し離れたひっそりした場所でした。

「この空間を生かせないか」と考えたのが、館内にあったニッケ直営美術工芸ギャラリーで働いていた稲垣早苗さん。
「新人作家に発表の場を」との思いから、2001年に野外クラフト展「工房からの風 craft inaction」を始めます。
イベントは大きな反響を呼び、開催場所である神社周辺の環境整備も進められるように。

藍や綿、ハーブなどの手仕事につながる植物を地域の人たちと育てる庭造りが始まり、この一帯は「ニッケ鎮守の杜」と名付けられました。
全国の工芸作家たちとの交流の場


現在活躍する多くの作家を輩出し、工芸作家の登竜門ともいわれる「工房からの風」。
毎年10月、約50人の作家たちのガラスや陶芸、木工など多彩な作品が並びます。
交流も盛んに行われており、来場・作家だけでなく、「風人(かぜびと)」と呼ばれる出展経験のある先輩作家が若手を支える仕組みも育ちました。


こうした活動は高く評価され、数々の受賞にもつながっています。
「全国から選ばれた旬の作り手が集う場です。作品を通して会話を楽しんでいただけたら」と稲垣さん。
秋の庭で、心引かれる作品との出合いを楽しんでみては。

第24回 工房からの風 craft in action
日時/10月24日(土)・25日(日)
午前10時~午後4時
場所/ニッケコルトンプラザ ニッケ鎮守の杜・コルトン広場
住所/千葉県市川市鬼高1-1-1
※入場無料
詳細はこちら/https://www.kouboukaranokaze.jp/oag/