お寺の本堂から望む月をめでながら、芸術に親しむひととき。歴史と伝統が息づく空間で、日本の秋ならではの風情を堪能してみては。

公開 2026/09/15(最終更新 2026/09/11)

ちいき新聞ライター

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宗派を問わず気軽に訪れられる寺に

徳蔵院本堂

この催しが始まったきっかけは、高味良信(たかみ りょうしん)住職の「お寺は、いつでも誰でも訪れることができる場所。宗派を問わず、もっとさまざまな方に気軽に足を運んでもらいたい」という思いからでした。

毎年、中秋の頃になると本堂の上に美しい満月が昇ることから、「月と自分の心を一つに重ねて心を静める」という真言宗の月輪観(げちりんかん)の教えにちなみ、「観月会(かんげつえ)」と名付けたお月見の会を開くようになりました。

毎年多くの人が訪れ、今年で16回目を迎えます。

琵琶の響きと月の輝きに心を委ねる

演奏会は本堂前を舞台に開かれます(昨年)
演奏会は本堂前を舞台に開かれます(昨年)

毎年、馬頭琴やオカリナなど、国や文化の垣根を越えた多彩な楽器の演奏が会場を彩ってきました。

今年は,地元在住の薩摩琵琶奏者・中尾掌水(なかおしょうすい)さんが出演。

重厚で情感あふれる琵琶の音色が、本堂の厳かな雰囲気と美しい月夜に溶け合い、心静かなひとときを演出します。

演奏曲は、聴き応えのある名曲から懐かしい曲、誰もが一度は耳にしたことのある親しみ深い曲を厳選。

薩摩琵琶ならではの豊かな表現力を存分に楽しめます。

寺の境内で味わう秋の夜長はいかが

徳蔵院には松戸七福神の「寿老人」が祭られています
徳蔵院には松戸七福神の「寿老人」が祭られています

昨年は曇り空で月が見えるか心配されましたが、演奏会が終わる頃には見事に雲が晴れ、美しい月が姿を現したそうです。

演奏終了後は、月を眺めながら奏者や来場者、住職との語らいを楽しめるのも、この会ならではの魅力。

秋の澄んだ夜空の下、ゆったりとした時間を過ごしてみては。

昨年は美しい満月が姿を現してくれました(一番左が高味住職)
昨年は美しい満月が姿を現してくれました(一番左が高味住職)

徳蔵院観月会
日時/9月25日(金)午後6時~午後8時(雨天決行)
場所/徳蔵院本堂前
住所/千葉県松戸市日暮5-270
料金/入場無料

問い合わせ
電話番号/047-387-2989
徳蔵院 高味