「日本一の街はランキングでは測れない。住民一人一人が『この街が一番』と思える街こそが、日本一なんです」と笑顔で話す鈴木市長。就任2期目の現在地をお話しいただきました。

一人一人が四街道市に愛着を 確かなシビックプライドを育み「みんなで」住みよい街に
四街道市長
鈴木陽介さん

公開 2026/10/14(最終更新 2026/10/09)

編集部 みんみん

編集部 みんみん

編集部所属 編集/ライター、千葉市在住。 コーヒーとハイボールとスポーツ観戦が好きです。 苦手なものは強風。

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就任から特に注力してきたこと

「すべての政策に健康の視点を」というのが就任当初からのポリシーです。健康増進はもちろん、都市づくりの面でも住んでいるだけで健康になれる環境づくりを目指してきました。具体的には、千葉大学・岩渕薬品株式会社との三者連携による「四つ葉プロジェクト」を展開。

介護予防の分野では、限られた政策資源を効果的に使うため、データを活用した施策展開を推進しました。データを取ることで地域ごとにきめ細かく政策資源を配分できるようになったことが大きな変化です。

限られた財源・マンパワーの中で、「市役所だけで何とかする」という発想から「みんなで」取り組む発想へ転換したことが、最も力を入れたポイントです。

考え方や視点での気づきは?

「組織マネジメント」の難しさを実感しましたね。市長一人では政策は実現できず、職員一人一人が市長の考え方やビジョンを共有しながら動くことがいかに重要かを痛感しました。

公務員という仕事の大変さも、就任後に初めて知ったことの一つ。良い人材を確保し、やりがいを持って働いてもらえる環境づくりが重要と考え、男性育休の推進や、時短勤務の対象期間を延長するなど、職員の声を反映した制度改善を行ってきました。

また、腹落ちのいい伝え方を常に意識してコミュニケーションを図っており、異なる個性を持つ職員をどうまとめていくかを考えるのも、市長としての重要な役割だと感じています。

同世代との距離を市政に生かしてわが子らの送迎を日常的に行っていて、そこで親御さんたちと直接顔を合わせる機会が多いのですが、「同じ子育て世代」という立場から市民との距離が近く、本音の意見や厳しい声も直接聞くことができます。

「自分たちと同じ世代が頑張っている姿勢を応援したい」という声も多く、この「近さ」が市政への信頼や応援につながっていると感じています。市長になっても市民と同じ目線で生活し、「人間・鈴木陽介のまま」でいることを心がけています。

一人一人が四街道市に愛着を 確かなシビックプライドを育み「みんなで」住みよい街に
市民に溶け込むユニークな市長

これまで以上に注力したい課題は?

当たり前の日常が、明日も当たり前に来る、「住みよさの追求」のために、災害対応力を強化します。1期目でも避難所運営委員会の立ち上げや民間企業との連携、備蓄の充実などに取り組んできましたが、千葉豪雨を経験し、防災・減災対策を日々改善すべきと実感しました。

もう一つは警察との連携強化による交通安全・治安対策。日常の危機管理として、通学路の安全化など、全ての市民の命を守るための取り組みを進めたい。その他、長年の課題であるごみ処理施設の問題や、老朽化した公共施設の方向性を定めることも2期目の重要なテーマです。

どう描く? 10年後の四街道市

市内の子どもたちが成長し、進学や就職で一度四街道を離れたとしても、「戻りたい」と思ってもらえる街になっていてほしいです。次世代の意見を聞く場でも、頼もしい子どもたちの姿を感じていて、彼らが将来、四街道をもっと盛り上げてくれると期待しています。

「どんな市長・市役所であっても幸せを追求できる街になる」ためには、市民一人一人が地域への愛着と当事者意識を持つことが何よりも大切です。

一人一人が四街道市に愛着を 確かなシビックプライドを育み「みんなで」住みよい街に
「自己肯定感の高い方が多い街に」