まっさらな街に文化と伝統を刻んできた「そでっ鼓連」。30年の間にプロの和太鼓奏者を輩出し、今なお文化創出の最前線を走り続けています。

公開 2026/10/30(最終更新 2026/10/22)

ちいき新聞ライター

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祭りで自分たちの文化を作った

東京湾の埋め立て地に広がる袖ケ浦地区は、昭和40年代に建設された大型団地に全国から若い世代が集まって生まれた街です。

歴史も伝統もない街を盛り上げようと、当時の住民たちは盆踊りを企画し、カンパを募り、祭りの山車を手作りしました。

最初は他地域のお囃子(はやし)連に演奏を頼みましたが、やがて「自分たちの手でやろう」という声が高まり、地元のお囃子連としてスタートしたのが現在の「そでっ鼓連」です。

太鼓の街・袖ケ浦! 袖ケ浦連合町会和太鼓そでっ鼓連30周年
過去のイベントより

現在は青少年の健全育成、まちづくり、地域文化伝承を目的に活動しています。

会長の鼈宮谷(べっくや)さんは「和太鼓 in ならしの」でそでっ鼓連の演奏を見て、その後公民館へ見学に行き、すぐに魅力にはまったそう。

「電子オルガン講師をしていた私には、和太鼓独特の『口伝』や『間』がとても新鮮でした」と語ります。

太鼓の街・袖ケ浦! 袖ケ浦連合町会和太鼓そでっ鼓連30周年
みんな一緒にハイ、ポーズ!

ピンチを乗り越え鳴り続ける太鼓

30年の歩みは順風満帆ではありませんでした。

コロナ禍では思うように練習ができず、子どもの会員もゼロになり存続の危機に。

しかし徐々に入会する子どもが増え、現在会員数は子どもと大人合わせ
て27人に。

「地域の人たちは子どもが頑張っている姿を見たらうれしいと思うんです」と鼈宮谷さん。

太鼓の街・袖ケ浦! 袖ケ浦連合町会和太鼓そでっ鼓連30周年
練習の様子

歴代メンバーで印象深いのは、太鼓未経験で入会した70代の男性。

練習前に黙って部屋を掃除するなど、子どもたちに多くを教えてくれました。

異世代交流も自然とできるそでっ鼓連。

30周年を迎える今年の「和太鼓 in ならしの」では、OB、OGを招き、思い出の曲を合同演奏します。

(取材・執筆/ムーヴ)

そでっ鼓連30周年
日時:11月8日(日)午後3時20分~(午後3時開場)
場所:プラッツ習志野市民ホール
住所:千葉県習志野市本大久保3-8-19
※入場無料
※未就学児入場可

問い合わせ
電話番号:047-451-6776
袖ケ浦公民館