公開 2026/10/05(最終更新 2026/09/25)

かつては花見の対象にもなった人気の花

マメ科ハギ属の落葉低木。

全国各地の野山に広く自生し、株元から多数の芽を出し、株立ち(※1)となります。

7〜9月、赤紫の蝶形の小さな花がしだれるほどたくさん開花。

秋の花の象徴として特にその風情を好んだ万葉人は、秋にその花が咲き始めると、競って野山に花見に出掛けたといわれています。

※1・・・一つの根元から複数の幹が立ち上がる樹形

秋の七草の筆頭花「ハギ・ヤマハギ(萩)」
萩の花

万葉集で一番多く詠まれた花

著名な歌人・山上憶良は「萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、女郎花(おみなえし)また藤袴、朝顔の花(※2)」という歌を残しています。

このように万葉集では萩の歌が数多く詠まれ、その数141首。花では最多を誇ります。

春のぼた餅のあんを萩の花に見立てて秋には「おはぎ」と呼びますが、現在でも季節の甘味として庶民に好まれています。

※2・・・「朝顔の花」は現在「桔梗の花」と解釈されている

秋の七草の筆頭花「ハギ・ヤマハギ(萩)」

(樹木医Y・K)