子どもたちと一緒に歌い、踊り、笑う。取手市で、男性保育士2人が音楽ユニットを組んで活動中です。その原点には子どもへの深い愛情がありました。

公開 2026/10/24(最終更新 2026/10/19)

Outsourcing-1

Outsourcing-1

記事一覧へ

コロナ禍によって生まれた歌声

去る7月、取手市立白山保育所で「はしもりーず」のコンサートが開かれました。

集まった未就学児と保護者たちは、リズムに合わせて歌って、手をたたいて体を動かして。

保育士たちも一緒に踊り、会場は終始笑顔に包まれました。

歌って踊って笑顔の種をまく 男性保育士ユニット「 はしもりーず」
保護者も、保育士も一緒に歌って踊って楽しんだ「はしもりーず」のコンサート

「はしもりーず」は、井野なないろ保育所の中森さんと、永山保育所の野村さん(旧姓・橋本)の男性保育士2人組です。

久賀保育所で出会い、コロナ禍で行事が次々と中止になった2020年、「子どもたちに何か楽しいことを届けたい」という思いから活動を始めました。

当時は接触を避け、廊下を歩きながら各教室の前で歌を届ける日々。

現在は年間を通して、市内の保育所や地域子育て支援センターでコンサートを行っています。

歌って踊って笑顔の種をまく 男性保育士ユニット「 はしもりーず」
音楽に合わせてカラフルな布を振る子どもたち

みんなで歌おう、踊ろう、笑おう

「まず自分たちが心から楽しむ。それが子どもたちに伝わって、一緒に楽しませてもらっています」と口をそろえる二人。

歌って踊って笑顔の種をまく 男性保育士ユニット「 はしもりーず」
「はしもりーず」の中森さん(左)と野村さん

コンサートは童謡に加え、流行の曲や手遊びも取り入れ、「みんなで歌おう、踊ろう、笑おう」をテーマに構成されています。

野村さん作詞・作曲のオリジナルテーマ曲や、絵本に音を付ける演出も。

転機となったのは、コロナ明けに市内の公私立保育所の保育士を前に開いたコンサートでした。

「緊張しましたが先生方が盛り上がってくれて、『自分たちの方向性は間違っていなかった』と確信しました」と振り返ります。

男性保育士として、周囲の視線を感じることもあるそうですが、「だからこそ知ってもらうことが大切」と前向きです。

お互いを「なくてはならない存在」「頼りにしています」と話す、その信頼関係が息の合ったステージを支えています。

保育とは「未来への種まき」

「保育は種まきです。今日植えた小さな種が、いつか彼らの未来で花を咲かせるように」と二人。

卒園後も子どもたちが「保育所は楽しかった」と覚えていてくれることが喜びであり、「将来、保育士になりたいと思ってくれる子が増え、男性保育士も増えるとうれしい」「『はしもりーず』のコンサートを楽しんで、楽器にも興味を持ってもらえたら」と話してくれました。

(取材・執筆/ふくちゃん)

問い合わせ
電話番号:0297-74-2141(代)
取手市こども部保育課