住まいを考える上で、切っても切り離せないのがお金の問題。シニアの住まいと資金計画に詳しい専門家に、後悔しない選択をするためのヒントを聞きました。
教えてくれたのは…

| 住まいのお金相談室代表 有田美津子さん |
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| 独立系のファイナンシャル・プランナー。年間200件超の相談を受け、シニア世代の住み替えや老後資金の不安解消を幅広く支援。 |
これからの住まいを考えるとき、「予算がこれぐらいだから、この住まいにする」とつい逆算してしまいがち。でも「いつ、誰と、どこで、どのように暮らしたいか」というご自身の希望を優先して、「こういう生活をしたいから、お金をどう工面するか」を考えてみましょう。お金ありきではなく、「自分らしい暮らし」の未来図を描くことが大切です。
公開 2026/11/04(最終更新 2026/10/28)
編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
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リフォーム わが家で住み続けるために使えるお金の制度は?
上限20万円の介護保険「住宅改修費支給」
要支援、要介護認定者が自宅をバリアフリー化する際、工事費用(上限20万円)のうち、1~3割が自己負担となる制度。夫婦の場合、それぞれ20万円まで使用できますが、1つの工事を2人分の介護保険で利用することはできません。
利息のみ返済も! グリーンリフォームローン
住宅金融支援機構の省エネリフォーム向けのローン。一定の基準を満たす断熱改修や省エネ設備の設置などに使えます。満60歳以上は高齢者向け返済特例が利用可能。毎月利息のみを支払い、元金は申込人全員が亡くなった後に相続人が住宅や土地の売却、自己資金などで一括返済できます。
ポイント
今の住まいにあと何年住み続けたいかによって、最低限の補修でいいのか、抜本的な補修が必要なのかが変わってきます。リフォーム業者を選ぶ際は何社か見積りを取って、内容を比較して判断しましょう。
住み替え 「売り」と「買い」どっちが先?
売り先行のメリット
売却額が確定してから新居予算を決められる。二重ローンのリスクを抑えやすい。売却に時間をかけられるため、希望価格で売りやすい。
買い先行のメリット
仮住まい不要で引っ越し回数を減らせる。新居をじっくり選べる。住みながらの内覧対応が不要。
ポイント
売却資金でそのまま新居を購入する同日決済という方法もあります。これなら仮住まいも2度の引っ越しも必要ありません。ただ調整が必要なので、親身になって伴走してくれる不動産会社を探しましょう。
高齢者向け住宅 年金と支払いのバランスは?
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のランニングコストを下げる「前払い方式」
サ高住の家賃は月払いが一般的ですが、施設によっては入居時に家賃などを前払いすることで、入居後の月々の負担を抑えられる場合があります。前払いの対象や期間、退去時の返還条件などは施設によって異なるため、契約内容を確認して選びましょう。
ポイント
食堂付きのイメージが強いサ高住ですが、共用部分がなく、個別の部屋だけというタイプもあります。「見守りと生活相談だけがあれば、あとは自由に暮らしたい」という自立度の高い人にはぴったりなので、自分がどう暮らしたいかによって施設を選ぶことが大切です。