篠笛のフリー奏者として、また船橋市を拠点に20年続く和太鼓打込集団郷嵐會(きょうらんかい)で和太鼓奏者としても活躍する和紗さん。生まれたのは予定日の3カ月前で、体重は1006gしかありませんでした。
公開 2026/08/08(最終更新 2026/08/06)
プロ和太鼓集団「鼓童」で研修

赤ちゃんの頃は未熟児網膜症やぜんそくがあり、生まれてすぐ目の手術を受けるなど体は丈夫ではありませんでしたが、苦しい思いをしたからこそ、思春期にはスポーツでの苦しさもそれほどこたえなかったそう。
高校生になるまで音楽とは無縁の生活でしたが、全国大会首位を誇る和太鼓部の強豪・県立八千代高校「鼓組(こぐみ)」へ入部したことで、音楽に夢中になりました。
卒業後は篠笛と和太鼓を仕事にすると決め、世界的に有名なプロ和太鼓集団「鼓童」の研修所の試験を受けることに。
雪道を走る体力審査では「先に出発した男性研修生より前に出る」と目標を立て、見事突破。新潟県佐渡市の「鼓童文化財団研修所」へ入所しました。

演奏している時は武士道に近い

卒業後は生まれ育った地元・習志野市大久保で篠笛と太鼓の教室を主宰。
母校・習志野市立第六中学校で特別授業を行ったこともありました。
今後は海外での演奏活動も視野に入れています。
普段から演奏は生音にこだわっている和紗さん。
「海外で演奏をする際は着物を着るなど、衣装にもこだわり、日本文化の根っこまで伝えたい」和太鼓も篠笛も自然の素材のみを使ったシンプルな楽器。
「無になっている時が一番良い演奏ができる。武士道に近いのかも」。
日本文化を伝える音楽の侍。
今後の活躍も楽しみです。
(取材・執筆/ムーヴ)
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