遮光・遮熱や強風・防災対策、防犯にも役立つシャッターですが、開閉が面倒で使っていないケースも多いといいます。ボタンひとつで簡単に操作できる電動シャッターの設置について、メリットなどを取材しました。

教えてくれたのは…

プチリフォームに電動シャッターという選択肢
安彦 健二さん
アビコ工業株式会社 代表取締役

公開 2026/11/04(最終更新 2026/11/02)

LEE

LEE

ライター&編集者。住民になって3年目、千葉や松戸について勉強中。過去に中華圏に住んでいたことがあり、アジア料理をはじめ食に関することが大好きです。趣味は写真、料理、手作り、旅行。

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窓に後づけ・手動の電動化も可能

建物の窓やガレージにシャッターを設置する目的は、遮熱による省エネ効果や侵入の手間を増やすという意味での防犯対策、雨風や飛来物から窓ガラスを守る、外からの視線を遮ることによるプライバシーの確保など、さまざまなものがあります。

大きく分けて手動のものと電動のものがありますが、今回はプチリフォームの選択肢としてメリットが多く人気が高い、電動シャッターについてお話しします。

既存の窓やサッシにそのまま取りつけられる後づけ用の製品もありますし、手動のシャッターを生かして電動に切り替えることも可能です。

新規で取りつける費用は、窓の大きさや選ぶ機能などによって変わるため、一律にいくらとはいえませんが、個人の住宅用であれば20万円前後からといったところです。工期は、一般的な窓用で条件が合えば1日程度です。

毎日の開閉が劇的に楽に!

電動シャッターのメリットは、なんといっても毎日の開け閉めが楽になることです。また開閉音も一定の速度でゆっくり動くため静かで、早朝や深夜などの近所迷惑が気になる時間帯でも気にせずに開閉することができます。

また、タイマー機能やスマートフォンとの連携により、長期不在中でも朝にシャッターを開けて夕方に閉めることで、在宅であるように見せかけることができ、空き巣を防ぐ防犯効果も期待できます。

電動タイプは窓を開けずにシャッターを開閉することができるため、台風や強風時には雨風が吹き込むことなくシャッターを閉められます。またガレージに電動シャッターをつけると、わざわざ車から降りずに開閉ができて便利です。雨天時などは特に助かりますよね。

停電の時はどうする?

では、停電時にはどうすればいいのでしょうか。非常開放機能がついていて、停電時に手動で開けられる製品もあります。また、非常時用のポータブル電源などを用意しておくのもひとつの備えです。

ただ、災害などの緊急時はおそらく玄関から出入りすることを考えると、停電時にシャッターが動くことはあまり重要ではないかもしれません。日常のお手入れは、レールや下部にたまる砂やほこりを取り除くことが基本です。取扱説明書に従って定期的に清掃し、年1回程度を目安に動きや外観を確認するといいでしょう。

また、開閉時の音に気をつけることもポイントです。もしも普段と違う音がしたり、気になる音がしたりする場合は、専門店に連絡して一度見てもらうことをおすすめします。外出時や就寝時は閉める、朝は開けるといった毎日の習慣を楽にし、防犯や防災効果を維持しやすい電動シャッター。便利で安全な生活環境のために、ぜひ検討してみてください。

電動シャッター、こんな人におすすめ!

開け閉めが負担になっている方、高齢の方

シャッターの開け閉めの際に、腰や肩、手に負担を感じる方やご高齢の方におすすめです。上げ下げのためにかがむ動作を減らせます。

防犯・台風への備えに力を入れたい方

警視庁のデータによると、戸建て住宅への侵入窃盗の侵入口は「窓」が1位。シャッターを閉めることで、窓からの侵入を防いだり時間稼ぎをしたりする効果があります。

おすすめのオプションは?

障害物を検知して停止する機能

何かを挟んでしまったときに、停止して反転する機能です。製品によって標準装備かオプションかが違うため、見積もりの際に確認しましょう。

停電時の非常開放機能

停電時に手動で開けられる機能です。機種によっては手動で閉めることはできなかったり、開けられる範囲に制限があることも。

スイッチは、シャッターと周囲が見えるところに設置することが大切!リモコンでも見える場所から人や物がないことを確認して操作しましょう。

プチリフォームに電動シャッターという選択肢