「この家で、これからも元気に暮らしたい」。暑さ寒さを和らげ、光熱費の節約にもなる窓リフォームについて、専門家に話を聞きました。

教えてくれたのは…

プチリフォームで暮らし快適!長く住み続けるため、窓の断熱対策
株式会社マルミ建設 一級建築士 村上 美奈子さん
毎年多くの窓リノベを実施。2025年度窓リノベ実績は44件、補助金活用額1,000万円以上。

公開 2026/11/04(最終更新 2026/10/30)

編集部 ゆりか

編集部 ゆりか

編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。

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「暑い」「寒い」は窓が主な原因

住み慣れたわが家で長く快適に過ごすには、断熱性能を高めるリフォームが効果的です。特に築年数のたった家では、冬は寒くて夏は暑いと悩まされがち。その主な原因は熱の出入りが多い窓にあります。夏に部屋へ入る熱の約6割、冬に外へ逃げる熱の約7割が窓を通っているといわれています。そのため壁や床の工事より、まず窓の断熱対策を優先することが、費用や手間を抑えられて効率的です。

特に今ある窓の内側に新しい窓を取り付ける内窓は、大がかりな工事を必要とせず、たった1日で工事は完了。普段通り生活しながら、工事ができ、建物も傷めません。戸建てはもちろん、マンションや団地などの集合住宅でも安心して取り入れられます。

予算が限られているなら?

「全部の窓は難しい…」という場合には、家族が長く過ごす部屋から取り付けるのがお勧めです。内窓設置は隙間風を防いでアレルギー症状が出にくくなったり、冷暖房の効きが良くなって光熱費の節約になったりとうれしい変化もあります。

中でも実際の利用者から喜ばれているのが優れた防音効果。窓の間の空気層が外の騒音をしっかり遮り、静かで心地よい空間にしてくれるため、夜もぐっすり眠れるようになったという声が届いています。

後回しにされがちなトイレやお風呂ですが、こちらも検討してもいいかもしれません。冬場は寒くなりやすい場所だからこそ、内窓で断熱効果が高まり、ヒートショック対策にもつながります。

国や自治体の補助金活用術

窓リフォームは、国や自治体の補助金を活用することで、各家庭の負担を減らすことができます。最も大きい補助事業は国交省が中心となって進めている「住宅省エネ2026キャンペーン」。窓の断熱リフォームが対象となっていて、最大100万円までの補助が受けられます。

ただし年内に工事を完了すること、登録事業者を通じて申請することが条件。11月は受付締切が迫っている時期となり、検討中の人は早めに工事申し込みをする必要があります。また自治体独自の補助金を組み合わせることでさらにお得になる可能性もあります。

例えば鎌ケ谷市では窓の断熱リフォームに対して上限8万円までの補助が出ます。ただしどの自治体も予算額に達した時点で受付終了となることが多いため、こちらも早めの手続きが安心です。これからも長く住み続けるわが家だからこそ、窓の断熱は健康や省エネにも役立つ心強い備え。補助金が充実している今は、費用負担を抑えながら住み心地を高める良い機会です。

「住宅省エネ2026キャンペーン」補助金の申請方法