10月4日(日)に市川市文化会館で開催される今年のいちかわ市民ミュージカル。現在、本番に向け、出演者107人が息を合わせて稽古の真っ最中です。

公開 2026/09/10(最終更新 2026/09/08)

ちいき新聞ライター

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「原爆の図」を描く丸木俊がモデル

いちかわ市民ミュージカルは市民参加によるオリジナルミュージカルで、2年に1度上演されます。

5月24日から始まった今年の稽古は猛暑が続く7月下旬、出演者全員での集中稽古に移って一気に熱を帯びています。

いちかわ市民ミュージカル第12回公演 準備運動の背伸びポーズ
準備運動の背伸びポーズ

今回のタイトルは「あの日見た夢〜画家・丸木俊(まるき とし)と市川物語(ストーリー)〜」。

洋画家・丸木俊(1912〜2000年)は、原爆の悲惨さを描いて世界的に有名な「原爆の図」の共同制作者。

俊が核兵器廃絶平和都市宣言の町・市川で1933年から4年余り、市川小学校の若き代用教員を務めた歴史的事実を掘り起こし、夫の位里(いり)(1901〜95年)と共に「原爆の図 第一部 幽霊」(1950年)を描くまでを、歌と言葉とダンスで表現します。

いちかわ市民ミュージカル第12回公演 丸木俊、丸木位里が描いた「原爆の図 第一部 幽霊」(原爆の図丸木美術館提供)
丸木俊、丸木位里が描いた「原爆の図 第一部 幽霊」(原爆の図丸木美術館提供)
いちかわ市民ミュージカル第12回公演 共に4歳の俊を演じる小2コンビの中井 咲乃さん(右)、佐藤結香さん(左)は「将 来はダンサーに」と同じ夢を語りました
共に4歳の俊を演じる小2コンビの中井咲乃さん(右)、佐藤結香さん(左)は「将来はダンサーに」と同じ夢を語りました

「核兵器廃絶と戦争反対」を訴えて

シナリオは市民ミュージカル生みの親・吉原廣(ひろし)さん(77)のオリジナルで、演出も担当。

いちかわ市民ミュージカル第12回公演 演出の吉原廣さん
演出の吉原廣さん

「一部の重要なせりふは決めていません。稽古の最終盤までにキャストが心から発する言葉がせりふになります」と言います。

出演歴11回、古参の石田和代さん(64)は「おかげで、参加した家族全員が成長できました」と感謝。

いちかわ市民ミュージカル第12回公演 参加11回目の石田和代さん
参加11回目の石田和代さん

今回の市民ミュージカルを後援する日本被団協事務局次長で市川市在住の児玉三智子さん(88)は「核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さをこの市民ミュージカルで知ってください」と訴えました。

いちかわ市民ミュージカル第12回公演 原爆の恐ろしさを語る児玉三智子さん
原爆の恐ろしさを語る児玉三智子さん
いちかわ市民ミュージカル第12回公演 出演者、スタッフ全員で気合のポーズ
出演者、スタッフ全員で気合のポーズ

(取材・執筆/マット)

問い合わせ
電話番号/047-369-7522
実行委員会事務局・吉澤

いちかわ市民ミュージカル実行委員会
ホームページ/https://ichikawa-shimin-musical.jimdofree.com/

取材メモ

いちかわ市民ミュージカルの団員が、本番当日に全員で歌う『わが街いちかわ』という歌があります。

歌詞は以下の通り。

「わが街いちかわ」

作詞:吉原廣 作曲:八木澤教司

ほら みんな知っている この街の人たち
ほら みんな生きている この街の人たち
ここがわたしの街 生まれて育った街
そうだ ここが故郷なんだ
さあ手をつなごう
ああああ 育てよう 愛するわたしの故郷を
ああああ 育てよう 愛するわたしの市川

ほら みんな知っている この街の友だち
ほら みんな生きている この街の友だち
ここがぼくらの街 生きいき輝く街
そうだ ここがホームタウンだ
さあ手をつなごう
ああああ 育てよう 大好きわたしの故郷を
ああああ 育てよう 大好きわたしの市川
ああ ああ ああ