切り剣 Masayo(きりけんまさよ)の名前で活動する福田理代さん。高校時代、友人を喜ばせるためにカードを作ったことがきっかけで切り絵と出あい、現在も独創性を生かした作品を生み出しています。

公開 2026/09/18(最終更新 2026/09/18)

オシバ

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千葉県生まれ千葉県育ち。人や場所の、始まりの話や背景にある想い、「らしさ」の話を聞くことが好きです。趣味は旅行、ドライブ、アート鑑賞。空間や世界観を整える活動も挑戦中です。Instagram/@sa_ori_____

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1枚の紙から生まれる生命の表現

活動名にある「切り剣」は、理代さんの切り絵と、息子さんが子ども時代に取り組んでいたけん玉を組み合わせた言葉です。

作品の題材は、元来の生き物好きならではの視点。

リュウグウノツカイやタコ、カンムリヅルなど、深海生物や鳥など、少し変わった姿をした生き物を好んで選びます。

「鳳凰」(2020年)
「鳳凰」(2020年)
海蛸子(2018年)
スソビキアゲハ(2023年)
スソビキアゲハ(2023年)

昆虫をはじめ、散歩中に出あった生き物を題材にすることも。

特に、その生き物が持つ独特の質感や立体感、瞳に宿る「生」の表現を追求しています。

制作は、1枚の紙に下絵を描き、そこから切り進めていきます。

大きな作品では、下絵に2カ月、切るのに2カ月かかることもあります。

会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)
会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)
会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)

仕事も切り絵も「楽しむこと」

平日は時計修理の技術者として都内へ通勤する会社員の理代さん。

制作時間は主に朝。

出勤前にYouTubeで好きな怪談話を聴きながら作業するのが日課です。

夜の作業はつい夜更かししてしまい、睡眠時間が減ってしまうため、朝に変更し、仕事と睡眠、制作の時間を確保しているそうです。

会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)
紙を切る感触が気持ち良いとのことで、紙に向き合う表情はどこか楽しげ
会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)
作品集の表紙になっているタコも1枚の紙から生まれています

本業でも成果を落とさないことが、切り絵の活動を認めてくれている会社への誠意だと話します。

繊細な作品作りで集中し続ける秘訣は「楽しむこと」。

題材選びから下絵、切り絵、額装など、作品づくり全ての工程を楽しんでいます。

会社員と作家、二つの顔で紡ぐ作品 切り絵作家「切り剣Masayo」(鎌ケ谷市在住)
1枚の紙から生み出された生き物を題材にした作品と福田理代さん

これまで生み出した作品は作品集として出版されており、来年は個展の開催も予定しているそうです。

これからも独自の視点で表現する、繊細でかれんな世界観を広げていくことでしょう。

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